- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ゴルフライフ
- 遭遇すると残念なグリーンの“エアレーション” 「いつから開始します!」とゴルフ場が告知できない理由とは?
春が近づくと多くのゴルフ場で行われる「エアレーション」。コースコンディションを維持するために大切な作業なのは分かっているけど、実際遭遇するとガッカリします。
ゴルフ場は春になると「エアレーション」を行なう
春が近づくと、ゴルフを再開しようと予約サイトを開く人も多いでしょう。ところが当日コースに出てみると、グリーンの表面が穴だらけ、砂まみれになっていることがあります。ボールはデコボコしたグリーンの上を飛び跳ね、パットのたびに砂粒がつきます。「何これ?」と戸惑うゴルファーは少なくありません。
これは「エアレーション」と呼ばれる更新作業です。芝の根の成長を促すため、グリーンに穴を開け、砂を入れ、土壌の環境を整える。いわば、畑を耕すのと同じような作業です。ゴルフ場関係者は次のように説明します。
「エアレーション作業を行なうのは、だいたい春と秋の年2回です。春は気温が15度以上になるタイミングで実施します」
「グリーンの上はゴルファーが毎日歩き回りますから、踏圧で地面が固くなります。固くなった土壌は水はけが悪くなります。そうすると排水不良を起こすんですね」

「それを解消するために穴を開けるパターンと、小指ぐらいの土を抜くパターンがあります。その中に砂を入れ、穴が自然にふさがるのを待ちます」
ただ、ゴルフ場にとって必要な作業であることと、ゴルファーが快適にプレーできることは、必ずしも一致しません。ベストシーズンだと思って予約した日に、砂まみれのグリーンに当たると、やっぱりガッカリします。
「グリーンがエアレーション中だったから、ボールの転がりが悪くて、全然面白くなかったよ」という不満の声を毎年のようにゴルファーから聞きます。
エアレーションという作業を理解しているゴルファーでも、実際に転がりが変わると戸惑うものです。まして言葉自体を知らなければ、違和感はより大きくなるでしょう。事前に告知することはできないのでしょうか。
「まず一つ、できない部分でいくと『いつからやります』っていうことですよね。天気が悪いのにエアレーションはできないので、開始する時期を事前に決めることができないんですよ」
「ゴルフ場によっては、『エアレーションは何のためにやるのか』という告知をしているところもあります。ただ、うちのゴルフ場としましては、エアレーションを行なった後に正しい処置をすれば、まあ見た目は悪いですけど、そんなに大きくボールの転がりを左右するというほどでもないと思うんですよね」
「私がこのゴルフ場に来てから、エアレーションを何回かやっていますが、お客様からどうこう言われたことはありませんし、あまり気にしていませんね。まあ、運の問題ですよね」
「エアレーション」の時期を告知するゴルフ場も増えている
このひと言には、現場で働く人間の率直な感覚がにじみます。確かに、当たるかどうかは運かもしれません。
しかし、1年に数回しかプレーしないゴルファーにとっては、「運」だけでは片づけられない問題でもあります。それなりの料金を支払ってプレーする以上、コースコンディションの情報を事前に知りたいと思うのは自然な感覚でしょう。
海外のゴルフ場では、エアレーション実施期間中に若干の値引きをする例もあるといいます。国内では一般的ではありませんが、そういう配慮があれば、ゴルファーのモヤモヤした気持ちが少しやわらぐかもしれません。
エアレーションは、グリーンのコンディションを整えるのに必要不可欠な作業です。春から夏にかけてスムーズな転がりを実現するための準備でもあります。そう考えれば、単なる“残念な日”ではなく、未来への投資ともいえます。
それでも知らないまま遭遇するのと、事情を理解した上で臨むのとでは、受け止め方は変わります。スケジュールを特定できなくても、「この時期は更新作業の可能性があります」と予約画面や公式サイトで示すことはできるはずですし、実際に告知しているゴルフ場も少しずつ増えてきています。
ゴルフ場にとっては“当然の作業”であっても、ゴルファーが納得できるかどうかは別問題です。その距離をどうやって縮めるか。そこにゴルフ場運営の工夫の余地があるのではないでしょうか。
保井友秀(やすい・ともひで)
1974年生まれ。出版社勤務、ゴルフ雑誌編集部勤務を経て、2015年にフリーライターとしての活動を開始。2015年から2018年までPGAツアー日本語版サイトの原稿執筆および編集を担当。現在はゴルフ雑誌やウェブサイトなどで記事を執筆している。
最新の記事
pick up
-
西村優菜と共同開発! 理想の高弾道とスピンを実現した「QUANTUM MINI SPINNER」がついに発売!<PR>
-
「上達志向ゴルファーに最適解!」 “飛んで止まる”テーラーメイドのNew「ツアーレスポンス ストライプ」登場<PR>
-
“自分で操りたい派”に刺さる? テーラーメイドの新「SYSTM2(システムツー)」パター登場! 世界的ヒット作「スパイダー」との違いは?<PR>
-
今後ゼクシオはどこへ向かうのか? 家田社長が語る「25年」の継承と「XXIO 14」の挑戦<PR>
-
これが最新電気自動車の現実だ! 往復600キロのゴルフ旅を日産 新型「リーフ」で行ってわかった“BEVの安心感と実用性”<PR>
ranking








-150x150.jpg)

