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- 「風呂キャンセル」も当たり前? 若者と奥さまの価値観ギャップが示すゴルフの“二極化”
カジュアルに楽しむ若者と、格式や安心感を重視するメンバーコース派。それぞれの主張を通じて浮かび上がるゴルフの二極化と、その溝を埋めるために必要なマナー意識や文化の在り方を探る。
ゴルフ帰りに「スーパー銭湯」という発想が新しい
近年はゴルフのカジュアル化が進み、リーズナブルにプレーできるゴルフ場だけでなく、ハーフプレーやスループレーといった選択肢も増えています。若者の間でも、ちょっとしたゴルフブームが定着しつつあります。
ちなみに、社会人4年目を迎える筆者の娘は、ラウンドデビューをきっかけに“やる気スイッチ”が入ったようで、インドアゴルフでの練習時間が飛躍的に増えています。
一方で、社会の二極化が叫ばれて久しい昨今、「安価なパブリックコースしかラウンド経験がない若者」と「メンバーコースしか知らない奥さま」といった具合に、ゴルファー間の“格差”も広がっているように感じられます。両者の間には、埋めがたい溝があるのかもしれません。
今回は、それぞれの主張を聞きながら、よりハッピーな日本のゴルフ文化のあり方について考えてみます。

まずは、カジュアル派の若者の意見として、リーズナブルなパブリックコースのメリットを聞いてみます。
「パブリックコースはプレーフィーが安い分、ラウンド回数を増やせるのが最大のメリットだと思います。感覚としては、飲み会を1回我慢した分でラウンドに行くような感じですね(笑)。
都内からだと2時間近くかかるゴルフ場も少なくありませんが、複数人で乗り合わせて割り勘にすれば費用を抑えられますし、行き帰りのドライブも楽しみのひとつになります。
また、夏場を除けば“風呂キャンセル”でも問題ないので、ロッカーフィーを節約することも多いです。むしろ帰りにスーパー銭湯に寄った方が疲れも取れますし、サウナで“ととのう”こともできます。コストパフォーマンスは高いと思います」
ゴルフ帰りにスーパー銭湯に立ち寄るという発想は、合理性を重視する今どきの若者らしいものです。一方で、格式や上質感を求める層にとっては、想定外のプランともいえそうです。
メンバーコースはトータルでの安心感がある
若者が楽しむカジュアルゴルフの“デメリット”は、そのままメンバーコースの“メリット”にも通じています。続いて、奥さま方の率直な意見を聞きました。
「安価なパブリックコースは、どうしても“安かろう悪かろう”になりがちだと思います。せっかくのラウンドなのに、グリーンが荒れていたり、バンカーが足跡だらけだったりすると、正直気持ちが萎えてしまいます。
特に気になるのは“詰め込みすぎ”です。ハーフで3時間近くかかることもあるのに、ランチの時間が短くて慌ただしいと、どうしてもストレスを感じてしまいます。
その点、メンバーコースは一定のマナーを備えた人が多く、キャディーやスタッフとも顔なじみなので、安心してラウンドできます。年会費の値上がりは気になりますが、コースメンテナンスやホスピタリティの質は、パブリックコースとは比較になりません」
メンバーコースを主に利用しつつ、パブリックコースも楽しんでいる筆者としては、パブリックコースのポテンシャルは利用者次第でさらに引き出せると考えています。
例えば、グリーンやバンカーの状態が良くない要因は、ゴルフ場側だけでなくプレーヤーの意識にもあるといえます。
「前の組もやっていないし、自分もやらなくていい」と考えるのではなく、一人ひとりがマナー意識を高めることで、コース環境は大きく改善されるはずです。
その意味では、マナー向上の継続的な啓発も重要です。ゴルフ場やメディア、業界全体で「#ボールマークを直そう」といったSNS施策や啓発ツールを展開することも有効でしょう。
ゴミの持ち帰り文化に代表されるように、日本人のマナーは世界的にも高く評価されています。プレーヤー一人ひとりの意識が高まり、若者、奥さま、ビギナー、上級者まで誰もが快適にラウンドできる環境が広がれば、「日本のゴルフ文化は素晴らしい」という評価にもつながっていくはずです。
文/のぐち まさひろ
ゴルフとサウナと愛犬をこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうか色々と妄想中。SAJスキー検定1級/国内A級ライセンス/小型船舶2級/サウナスパ健康アドバイザー所持。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、直近のハンデは「5.6」。
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