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- 「ヘッドを走らせて」「頭を残して」は指導じゃない!? 上達を妨げるレッスンプロの特徴
レッスンプロのほとんどが少しでも改善して欲しくてアドバイスを行なっていますが、残念ながら中にはアマチュアの傾向を無視したものもあります。「自分の上達の役に立つレッスンプロなのか」を見極める方法を教えてもらいました。
「ヘッドを走らせて」「頭を残して」はアドバイスじゃない
特に、幼い頃から競技ゴルフに取り組み、自然と上達してきたタイプのレッスンプロには、「ヘッドを走らせてください」「頭を残してください」といった感覚的なアドバイスをする人も少なくありません。
もちろん本人にとっては当たり前の感覚なのでしょう。しかし、それを聞いたアマチュアがすぐに実践できるとは限りません。
数十年前、僕自身もカット軌道に悩んでいた時期がありました。
当時、師匠から何度も言われたのは「もっとインサイドから下ろせ」という言葉でした。

しかし、自分のビデオを見ればカット軌道であることくらい十分に分かっています。問題は、「どうやってインサイドから下ろすのか」が分からないことでした。
昭和の時代は、そうした指導が当たり前だったのかもしれません。
しかし現代のアマチュアレッスンでは、「こうなっている」だけでなく、「こうすれば改善できる」という具体策がなければ上達は難しいでしょう。
もし「ヘッドを走らせてください」と言われるだけで飛距離が伸びるなら、そもそも飛ばないことに悩むゴルファーはいませんし、レッスンを受ける必要もないはずです。
スイング改善を提案するのであれば、少なくとも「改善できたかどうかを判断する目安」は示すべきでしょう。
幸い今は、高性能な弾道測定器もありますし、スマートフォンで簡単に動画撮影もできます。
感覚や雰囲気だけに頼った昭和型のレッスンではなく、客観的なデータや映像を活用しながら、「なぜそうなるのか」「どうすれば改善するのか」を伝えられる時代です。
だからこそレッスンプロには、評論家ではなく“問題解決の専門家”であってほしいと思います。ゴルファーが求めているのは現状の解説ではなく、上達への道筋なのですから。
【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)
伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数出演するほか「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン&コミュニティ「FITTING」編集長やFMラジオ番組内で自らコーナーも担当している。
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