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- 接待ゴルフでは、接待する相手より良いスコアを出してはいけないって本当?
接待ゴルフでは「接待する相手(得意先)よりも良いスコアを出してはいけないのでは?」と考えている人が多いのかもしれません。接待ゴルフでのスコアについての考え方、初心者ゴルファーが接待する際の注意点を解説していきます。
得意先にスコアで勝っちゃいけないという都市伝説の真相は?
バブル崩壊以降、下火になっていた接待ゴルフですが、コロナ禍で酒席での接待が自粛傾向にあるため、ここ最近、需要が再燃しているといわれています。
接待ゴルフは仕事上で重要な相手と親交を深めることが大きな目的のひとつです。そのため、接待相手の気分を害さないように、相手よりも良いスコアを出してはいけないものだと考えている人も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、実は決してそんなことはなく、過度な気遣いは逆効果になってしまうこともあるようです。
接待ゴルフで失敗しないためのポイントを知っておきましょう。
まず、接待ゴルフの目的について改めて整理しておきたいところです。接待をするからには、相手はビジネスでの関係において重要なポジションの人である場合がほとんどでしょう。
そういった相手と一緒にゴルフをプレーすることで深い関係を築き、ビジネスでの成果につなげることが大きな目的のひとつになると思います。
では、接待相手と親交を深めるために大切なことは何でしょうか。
さまざまな要素が考えられますが、そもそも相手を不快にさせるようなことがあっては元も子もありません。もちろん接待相手が気分良くプレーできるような行動を意識することは必要だと思います。
相手のナイスショットにはしっかり声かけをし、ボールを率先して探すなどの配慮はあったほうが良いでしょう。
しかし、接待相手を勝たせるためにわざとスコアを落とすような行為まで必要でしょうか。接待ゴルフの相手は経験豊富なゴルファーであることも多いと思います。
そういう場合では、手を抜いたりわざとミスをしてスコアを落とすようなプレーは、相手に見透かされてしまう可能性があることは理解しておきましょう。
「自分を勝たせるために手を抜いているのでは?」「真剣に勝負したかったのに……」こんなふうに相手をガッカリさせてしまったら親交を深めることは難しいでしょう。
時代の変化とともに、スコアの「忖度」はほぼ皆無に
レッスンプロの北野達郎氏は、以下のように話します。
「昔は、接待ゴルフでは接待する相手より良いスコアを出してはいけないといわれる時代があったようですが、今はゴルファーの年齢層が幅広くなってきていることもあり、そのような場面はほぼ皆無といえるでしょう。
極端な例ですが、トランプ前大統領と安倍前首相がラウンドした松山英樹選手は、いくら同伴プレーヤーが国のトップ同士だとしてもわざとミスするような真似は決してしないはずです。
私が知る限り、本当にゴルフもビジネスも両立しているゴルファーたちは、ゴルフをプレーする際の楽しみ方が上手です。同伴プレーヤーへの気配りにも長けていて、相手のグッドショットを讃え、自分のミスも笑い飛ばしてラウンド中のムード作りが非常に上手です。
逆に、自分が上手くいかない時に不機嫌になったり、プレーが遅く相手を苛立たせるようなゴルファーは、ラウンド中のムードを悪くします。こうした人は会社やビジネスにおいて社会的立場の高い人だとしても、周りからの人望はそれほど高くないケースが多いのではないでしょうか」
ゴルフは年齢や立場の壁をこえて競い合えるのが魅力のひとつだといえます。接待相手もそれを望んでいることがほとんどなのではないでしょうか。立場が上の人はお世辞に慣れており、そういうものにはウンザリしているという場合も多いものです。接待相手への過度な気遣いは逆効果になる場合があることは知っておきましょう。
※ ※ ※
接待とはいえ、お互いがゴルフというスポーツを純粋に楽しむことは忘れたくないものです。最も注意すべきことはゴルファーとしてルールとマナーをしっかり守ること。そのうえで真剣にプレーをすることで接待相手からゴルフ仲間として認めてもらえるかもしれません。もし接待相手と「ゴルフ場では良いライバル」といえるような関係性を築くことができたなら、ビジネスにおいても良い成果につながるのではないでしょうか。
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