使用クラブは1本だけ!なかなか面白いぞ「パークゴルフ」

「パークゴルフ」をご存じでしょうか。通常のゴルフではクラブを何本も準備する必要がありますが、パークゴルフは1本で楽しむことができます。今回はそんなパークゴルフの魅力について紹介します。

練習ゼロでも楽しめる!気軽さがパークゴルフ最大の魅力

 パークゴルフの魅力は、難しい技術が必要ないので誰でも始めやすいことでしょう。

 通常のゴルフだと練習を重ねる必要があり、ドライバーやアイアンショットをきちんと打ち上げて飛ばせるようにしなければいけないので、ハードルが高く感じる方も多くいるのではないでしょうか。

小さい子供でもすぐに楽しめるのがパークゴルフ 写真:ShutterStock

 パークゴルフは、基本的にはボールを転がして進めていくので、始めるにあたって難しい技術などは必要なく、未経験の方でも気軽に始められるスポーツです。

 パークゴルフと通常のゴルフではコースの長さに大きな違いがあります。1ホールの長さは40~100メートル程度で、最長でも100メートル程度の長さになります。そのため、OBを打ってしまってもボールがなくなる心配もありません。

 さらに、カップも大きく距離も短いため、ホールインワンをする可能性が非常に高く、誰でも経験することができます。

 パークゴルフは家族全員で楽しめるのも魅力の一つです。スポーツは始める前にある程度のルールを把握しないといけませんし、運動能力によっては家族一緒に楽しめないことも珍しくはありません。しかし、ボールをカップに入れるというシンプルなルールは理解がしやすく、お年寄りから子供まで一緒にできるスポーツなので、家族で喜びを共有しあうことができます。

 パークゴルフ専用のクラブは、一般的なクラブと異なり非常に軽量で、ヘッドの打球面に傾き(ロフト角)がありません。パターゴルフに近い感覚です。力のない子どもや女性、お年寄りでもある程度真っすぐ打つことができ、打球が高く上がることが少ないので、コースを回っている際の安全性が確保しやすい点も特長です。

そもそも「パークゴルフ」ってどんなスポーツ?

 パークゴルフとは、ショートコースのような場所を使い、クラブでボールを転がして打ち、カップインするまでの打数を競うという、ほぼゴルフのようなスポーツです。ゴルフと最も異なる点としては、たった1本のクラブでプレーすることです。

パークゴルフ専用のクラブとボール

 ミニチュアなゴルフといった感じのスポーツで、ゴルフ経験がなくても誰もが楽しめることはもちろん、通常のゴルフ同様に非常に奥が深いスポーツです。

 専用のクラブ1本とボール1個、ティーがあればプレーすることができます。ボールはプラスチック製で、直径6cm、重量80~95g、色は白、赤、青、黄、橙色など、カラフルなものとなっています。

 クラブは重さ600グラム以下、長さ860ミリ以下でヘッドは木材のものを使用します。ゴルフクラブに比べてヘッドの形状が丸みを帯びているのが特徴的で、このクラブとボールの造りにより、高い打球は出ません。どちらかというと飛ばすのではなく転がして進めていきます。服装はゴルフと同じく、動きやすい服装で、少し派手なものでも問題ありません。

 1つのコースの中に9ホール設定されています。通常は2コース、計18ホールとなっているため、ホール数は通常のゴルフと同様です。

 勝敗の決め方としては、ストロークプレーとマッチプレーの2種類があり、競技方法も通常のゴルフとほとんど同じです。ストロークプレーでは、18ホールの合計打数を競っていき、打数の少ない順に勝ちとなります。一方マッチプレーでは、1ホール毎に勝敗を決めていき、18ホール全て終了した時点で勝利数が多い順に勝ちとなります。

 通常のゴルフとルールが異なる点としては、パークゴルフでは何打であっても空振りは打数に数えません。ここが、初心者でも始めやすいポイントといえるでしょう。ただし、空振りであってもボールが動いてしまったら、それは1打になってしまうので要注意です。

 ペナルティーに関してもシンプルで、全て2罰打でカウントします。従って、OBや池ポチャの場合も2打加算になります。

 また、通常のゴルフではワングリップ程度に寄せれば「OK」をもらえることが多いですが、パークゴルフに「OK」はありません。完全にホールアウトさせる必要があるので、最後まで気を抜かずにプレーを楽しみましょう。

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 パークゴルフのコースは意外と多く、全国に1200以上あります。道具を揃える事が出来れば気軽に始めやすいスポーツだといえます。小さな子供や年配の方と気軽に楽しめるという魅力がつまったパークゴルフ。一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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全国に約1200カ所あるパークゴルフ場
パターゴルフに近いので練習ゼロでも楽しめる 写真:ShutterStock
小さい子供でもすぐに楽しめるのがパークゴルフ 写真:ShutterStock
パークゴルフ専用のクラブとボール

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