街の練習場とは勝手が違う! 初心者の失敗から学ぶゴルフ場併設練習場の使い方

ゴルフ場併設の練習場は、普段利用している街の練習場とは仕組みが異なります。初心者のうちは経験者にエスコートしてもらうことが多いでしょうが、自分一人で行くようになると戸惑うことがあります。そこで、ゴルフ場併設の練習場に行く際に気をつけるべきことを記します。

失敗その1「練習場コインを購入するのを忘れる」

 街の練習場は現金やプリペイドカードでボール貸出機からボールを借りますが、ゴルフ場併設の練習場は専用のコインでボールを借りるのが一般的です。

ゴルフ場併設練習場にあるボール貸出機。後ろの小屋でコインを購入できるゴルフ場は少ない

 そして練習場のコインは現地では購入できず、クラブハウス内のマスター室のみで販売していることが多いです。

 練習場に行く際、「今日はどのクラブを練習しようか」などと考え始めると、クラブ選びに意識が向いてしまい、練習場に着いてからコインを購入するのを忘れたことに気づき、再びクラブハウスに戻ることになります。

 スタート時間が迫っている場合は、それが原因で練習ができなくなることもありますから、クラブを選ぶ前に必ずマスター室で練習場のコインを購入しましょう。

失敗その2「コインを購入しすぎる」

 練習場のコインは1枚で25球前後が一般的です。腕に自信がない初心者は「25球のうち1球もいいショットが出なかったらどうしよう」などと考え、2枚購入したくなります。

スタート時間を考慮して練習球の数を調整しないと打ち切れないこともある

 でも、50球打ったからといっていいショットが出るとは限りませんし、50球打つのはけっこう時間がかかりますから、練習ボールを使い切るのに慌てることもあります。

 また、最初の25球はいいショットが出たのに、次の25球でショットの調子が悪くなることもあります。練習は短い番手から長い番手に移行していくのが一般的ですから、長い番手のほうがショットにバラつきでやすくなります。自信を喪失した状態でスタート時間を迎えることになりかねません。

 スタート前の練習は25球で終えることを前提にクラブの本数とショットの回数を組み立てるのが理想です。ウェッジ1本とアイアン1本、ユーティリティーかフェアウェイウッドのどちらか1本とドライバー1本の計4本程度がオススメです。

 そして短い番手から長い番手に移行していくのは問題ありませんが、ドライバーの練習は20球目くらいまでに終え、残り5球で短い番手に戻ると自信を回復した状態でスタート時間を迎えることができます。

失敗その3「使用できないクラブを持って行ってしまう」

 ゴルフ場併設の練習場は敷地が小さかったり防球ネットなどの設備が整っていないため、7番アイアン以下のクラブしか使用できなかったり、150ヤード以下の距離しか打てないケースがあります。

 コースに出て、最初に打つクラブはほとんどの場合ドライバー。できればドライバーを何球か打ちたいところですが、打てないのであれば仕方がありません。練習場にドライバーを持っていき、打てないことを知ってガッカリするよりも、クラブを選ぶ時点で番手制限や距離制限があるか確認しておきましょう。

失敗その4 「グローブを忘れる」

 マスター室で練習場のコインを購入し、クラブを何本か持って練習場へ行ってから、グローブを忘れたことに気づくケースもあります。

 このときの選択肢は、グローブを取りに戻るか素手で練習するかの二者択一です。

 スタート時間まで余裕があるなら、グローブを取りに戻ったほうがいいです。なぜなら、コースでいいショットを打てるようにコンディションを整えることがスタート前練習の目的ですから、コースでグローブを着用するなら練習場でも着用すべきです。

 また、素手で練習して手の皮がむけたりすると、ラウンドに支障を来たす可能性もあります。グローブを忘れないコツは、キャディバッグからクラブを取り出す際にグリップを握るクセをつけることです。そうするとグローブが必要なことを反射的に思い出すようになります。

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