ゴルフ場で活躍する「はたらくクルマ」 その性能と気になる価格を調査

ゴルフ場では、芝刈り機など多くの「はたらくクルマ」を見かけます。これらはゴルファーが快適にラウンドできるように、コースを整備するためのもので、最近では無人で動く高性能なものも増えています。そんなゴルフ場で「はたらくクルマ」にはどんなものがあり、どれぐらいの値段なのでしょう?

2タイプの「はたらくクルマ」がゴルフ場を整備

 ゴルフ場では、ゴルファーが快適にプレーを楽しめるようキャディさんやスタッフの人がサポートしてくれます。さらに、コースを整えるという大事な役割を担っているのが「はたらくクルマ」です。

ゴルフ場には大小さまざまな「はたらくクルマ」が存在。見た目にも美しく、快適にプレーできる環境を整えてくれている 写真:unsplash

 ゴルフ場のはたらくクルマは大きく分けて、「芝刈り機」と「グラウンド整地機」の2種類があります。

 芝刈り機にはさまざまなサイズのものがあり、フェアウェイやグリーンなど、用途に合わせて使用されます。

 ゴルフ場には広大な面積の芝があるので、芝刈り機の役割は非常に大きいものになっています。

 続いて、グラウンド整地機は、主にバンカーやグリーンのメンテナンス作業に使われます。

 バンカーをきれいに整備することで砂が硬くなったり、排水が悪くなることを防げますし、グリーンは転圧することで表面の凸凹をなくし、転がりを良くすることができます。

 今回は、芝草管理機メーカーとして世界中から支持される共栄社のブランド「BARONESS(以下、バロネス)」のはたらくクルマについて紹介していきます。

熟練の職人のようにきれいに芝を刈ってくれる

 バロネスの機器はどれも高品質、高性能で、ゴルフ場全体を美しく整備する職人のような存在です。耐久性にも優れるので、傾斜の多いゴルフ場でも安心して使用できます。

 まず、リールカッター式の芝刈り機『LM315GC』を紹介しましょう。リールカッター式とは、円筒状に配置されたらせん状の刃を回転させて、芝を刈り取る方式を指しています。

 『LM315GC』は3.5~18ミリと細かく刈り高を調整でき、グリーンを刈り込むの最適です。芝の種類や季節、コンディションに合わせて、グリーンを美しく、丁寧に刈ることができます。3WD自動切り替え機能も搭載し、高い走行性能も備えていますので、いかなる場所でも高いパフォーマンスを発揮します。

 価格はガソリンエンジンの2輪駆動タイプで440万円となっています。

 同じリールカッター式の機器として『LM3210A』もあります。全長330センチ、全幅368センチの大型芝刈り機で、320センチという業界ナンバー1の刈り幅を誇ります。

 5連式のリールカッターが装備され、モーターも大容量のため、ラフを効率良く、美しく刈り上げることができます。

 広大なゴルフ場の芝生もパワフルに刈り上げられる機器ではありますが、『LM315GC』よりだいぶ高い1436万6000円という価格になっています。

まだまだある超便利で優秀な「はたらくクルマ」

 ロータリーナイフ式という違った方式の芝刈り機も存在します。これは、車体と水平に配置された刃を回転させて芝を刈るもので、小型タイプのものが多く、公園や庭園の整備にも活用されています。

3メートル以上を一気に刈れる『LM3210A』。お値段は1436万6000円

 そんな中で、『GM2810A』はロータリーナイフ式の芝刈り機ですが、全長370センチ、全幅300センチと大型のマシンで、280センチというクラス最大の刈り幅を実現しています。一方で、刃の最小回転半径が3.2メートルと小回りも効くので、木の間などでも高精度な作業が行えます。

 さらに、刈り高を20~91.5ミリまで調整できるため、場所に応じてラフの長さを変えることも可能です。価格は1314万5000円となっています。

 次に紹介するのは、フェアウェイでの作業に適した『ULM271』です。このシリーズは、無人で作業できる芝刈り機になっていて、人件費を抑えつつ、労働力を確保するという意味で大きな助けとなります。

『ULM271』は、衛星と基地局から刈り込み作業データや位置情報を受信・記憶し、それを高い精度で再現してくれます。夜間の作業も可能となっているのが嬉しい点です。基地局の使用料も含めて、価格は2475万円とかなり高額になることだけがネックでしょうか。

グラウンド整地機は専門特化の機器が多い

 続いて、グラウンド整地機についても紹介していきます。『FS900』はグリーンでの使用に適したグラウンド整地機で、芝の育成のために必要な「エアレーション」という作業を効率よく行うことができます。

 エアレーションとは、芝の育成を促進するため、芝に穴を空けるメンテナンス手法です。

 これはゴルファーに踏まれて硬くなった土に穴を空けることで新鮮な空気を送り込み、さらに古い根を切ることで新しい根の成長を促します。年間を通じて、芝のコンディションを整えるためには欠かせない作業となっています。

 そこで活躍するのが『FS900』です。穴を空けた際に出る土のかたまり「コア」を回収しながら、地面の凸凹を整える転圧作業を行えるので、スピーディにエアレーションを進めることができるわけです。価格は393万8000円となっています。

 最後に、バンカーならし専用機器の『SP05A』を紹介しましょう。硬くなった砂をほぐすだけでなく、見た目にも美しいバンカーに仕上げてくれます。パワーステアリングに優れ、小回りも効くので、さまざまな大きさのバンカーで効率よく作業できます。価格は339万9000円です。

バンカーをならすためだけのクルマ 『SP05A』。お値段は339万9000円

 バロネスを運営する共栄社の担当者は、ゴルフ場の「はたらくクルマ」の製造に当たって意識していることを以下のように語っています。

「全てのゴルフ場で理想の芝を作っていただけるようにするということを意識しています。加えて、場所を選ばず、どこのゴルフ場でも使っていただけるような製品にすることも心がけています。また、無人機についても、ゴルフ場での人手不足や後継者がいないといった問題を解決し、人が少なくても良い管理ができるようにしたいという思いで開発しました」

 ゴルフ場はいつもきれいに整備され、おかげで我々ゴルファーは気持ちよくプレーを楽しむことができます。「はたらくクルマ」とそれを製造する人々の努力に支えてられていることを忘れてはいけませんね。

紹介した「はたらくクルマ」の気になるフォルムとお値段をチェックする

画像ギャラリー

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