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- 「どうせ測った距離どおりには打てない」それでも距離計測器は買ったほうがいいの?
最近は数多くのメーカーが参入して、比較的購入しやすい価格帯でも登場している「距離測定器」。しかし、「どうせ距離どおりには打てないし」という理由で持っていない人も多い。そんなビギナーも距離測定器は持っていた方がいいのでしょうか?
ゴルフ場に距離表示があるので買わなくても困らない
先日のラウンドで、同伴プレーヤーの中で自分一人だけが距離計測器を持っていなかったので「どうして距離計測器を買わないの?」という質問を受けました。
その質問に対して「距離を計測しても、その距離を打てないから」と答えたところ、「それは自分も一緒だけど、距離を計測したほうが何ヤード足りなかったとか、何ヤード大きかったとか、正確に把握できるから便利だよ」と言われ、確かに一理あると思いました。
距離計測器が今みたいに普及したのは10~15年前で、それ以前は各ホールの両サイドに設置されている100ヤード杭、150ヤード杭、200ヤード杭と、フェアウェイに埋設されているスプリンクラーヘッドの距離表示を参考にショットを打っていました。
でも、ほとんどのショットで狙った距離を打てませんでしたから、距離計測器で1ヤード刻みの距離を把握しても、どうせ打てないんだからと必要性を感じていませんでした。
当時はまだ距離計測器が高額でしたから、100切り前後のゴルファーが購入するのは敷居が高いということもありました。
距離計測器を使う資格があるのは、ほとんどのショットを狙った距離に打てる平均スコア70台から80台のゴルファーという印象でした。
ところが距離計測器が普及し始めると、ゴルフ場のヤード杭にけっこうな誤差があることが判明しました(距離計測器の普及によってヤード杭の位置を修正したゴルフ場はかなり多かったと記憶しています)。
また、ゴルフ場によってヤード杭がグリーンエッジまでの距離だったり、グリーンセンターまでの距離だったりするのも、あらためて認識しました。
さらに、日本のゴルフ場は2グリーンが多いので、ホールの左サイドのヤード杭は左グリーンに対応しており、ホールの右サイドのヤード杭は右グリーンに対応しているケースがあり、ヤード杭の見方を誤解していることもあったと気づきました。
たまに狙った距離をうまく打てたのに、ショートしたりオーバーしたりすることがあるのは、それが原因だったことが分かりました。
最近はヤード杭で判断した距離と見た目の距離が食い違った場合、距離計測器を持っている同伴プレーヤーに距離を教えてもらうこともありますから、「それだったら自分で買えよ」と自分でも思います。
ただ、距離計測器の普及と時期を同じくして乗用カートにGPS機能がつき、カートからピンまでの距離を表示してくれるような機種も登場したため、「これがあれば距離計測器はいらないや」と買わない理由を探しているようなところもありました。
それなりの金額を出して距離計測器を購入するとなると、計測した距離を打てるようになるために練習しなければ意味がありません。
そこまでの上達意欲がないエンジョイゴルファーでしたから、距離計測器の購入に踏み切れなかったのでしょう。
ビギナーでも距離計測器を買えばモチベーションアップにつながる
逆に言えば、それなりの金額を出して距離計測器を購入すれば、計測した距離を打てるようになるために練習しなければならないというモチベーションになるかもしれません。
距離計測器を使用しているにもかかわらずチョロやダフリを連発していたら、「距離を計測する前に狙った距離を打つ練習をしろよ」とツッコミが入るでしょう。
そして数ヤードしか進んでいないのに、そこからまた距離計測器を使用していたら、「さっき計測した距離から引き算してサッサと打てよ」とドツかれても文句は言えません。
ミスショットは誰にでも起こることですからしょうがないですが、ミスショットのたびに距離計測器を使用するのはスロープレーの原因になりますから、そういうゴルファーにならないためにも練習が必要です。
練習のモチベーションを高めるために距離測定器を買うという発想は理にかなっている気がします。筆者もさっそく今冬に購入を検討しようと思います。
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