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- 急ぐだけではダメ! 覚えておきたい「隣のホールからのリカバリーショット」でのマナーとは
林間コースなどでは、隣のコースに打ち込んでもペナルティーなく次のショットを打てる場合も少なくありません。しかし、打ち込んだホールのプレーヤーを無視してプレーを進めれば、トラブルに発展する可能性もあります。そこで、打ち込んだ場合の正しいプレーの進め方を調べました。
隣のホールの邪魔にならないタイミングで自分のホールに速やかに戻す
先日プレーしたゴルフ場は各ホールが隣接しているエリアが多く、ショットが曲がるとボールが隣のホールに飛び込んでしまうことが頻繁にありました。
当然ながら、ボールが隣のホールの方向に飛んだら「ファー!」と注意を喚起するかけ声を出します。そしてボールの着地地点にプレーヤーがいないことを確認し、ホッと胸をなで下ろします。
ただ、隣のホールにボールを打ち込んだ後、そこからどうやってプレーすればいいのかよく分かっていないゴルファーの姿を見かける機会がけっこうありました。
具体的に言うと、隣のホールのプレーヤーがティーショットやセカンドショットを打とうとしているのに、お構いなしに自分のボールを打つためズカズカ入ってくるのです。
「今からそっちの方向にボールを打ちますから、ちょっと待っていてください」と声をかけると、慌てて自分のホールに戻るのですが、1人がショットを打つと、またすぐに入ってこようとするので、「あと3人打ちます」とイチイチ説明しなければなりません。
本人は急いで打たなければならないと慌てているのでしょうが、優先プレー権はそのホールのプレーヤーにありますから、全員が打ち終わるまで待つのがマナーです。
一方で、我々の組がティーイングエリアに待機しているのですが、セカンド地点にまだ前の組がいるので、ティーショットを打てないような状況があります。
そのタイミングであれば隣から入ってきてプレーしてもまったく問題ないのですが、入っていいかどうか分からずにモゾモゾしているゴルファーもいます。
そんなときは「今のうちにどうぞ」と声をかけますが、人に見られているとドキドキするようで、1打では自分のホールに戻すことができず、2打、3打を費やしてようやく自分のホールに戻っていきます。
いずれのケースも隣のホールに入っていいタイミングが分かっていないのです。
また、このような場面でクラブを1本しか持ってこないゴルファーも多いです。
ボールを高く上げて木の上を狙うか、低いボールで木の間を狙うか、少なくとも2本のクラブが必要だと思うのですが、おそらくグリーンまでの距離を打つことしか考えていないのでしょう。
しかし、グリーン方向に高い木が立ちはだかっていたら、どんなにいいショットをしても木に当たります。
まずはボール位置まで行ってグリーンを狙える状況かどうか確認し、隣のホールのプレーヤーに迷惑をかけていることも踏まえて最も安全性の高いリカバリーショットを選択すべきです。
できれば経験豊富な同伴プレーヤーが隣のホールまで付き添いたい
隣のホールにボールを打ち込むこと自体は、プロゴルフの試合でも起こることですから、アマチュアのラウンドで起こるのは仕方がありません。
でも、隣のホールに入っていいのはどういうタイミングなのか、そこからどうやってプレーすればいいかは、誰かに教わらないと身につきません。
あのくらいの高さの木だったら8番アイアンでも越える可能性が高いとか、58度のウェッジじゃないと越えないとか、経験が浅いゴルファーはそういう判断ができません。
その判断はボールがフェアウェイにあるのかラフに沈んでいるのかによっても変わります。
また、グリーン方向を狙うショットの成功率と、視界が開けている安全な方向に打ち出すショットの成功率を比較し、どちらのショットを選択したほうが最終的に少ないスコアでホールアウトできる可能性が高いか計算することも、それなりの経験がないと難しいです。
キャディーつきプレーが主流だった時代は、隣のホールにボールを打ち込んだときは必ずキャディーさんが付き添い、隣のホールに入るタイミングや、打つ方向、クラブ選択、クラブの振り幅までアドバイスしてくれました。
今はセルフプレーが主流ですから、隣のホールにボールを打ち込んだ後の振る舞いを同伴プレーヤーの誰かが教えないと、マナーも技術も進歩しません。
ラウンド慣れしていないゴルファーと同行する際は、経験豊富な同伴プレーヤーができるだけボールの位置まで付き添い、いろんなことを教えてあげてほしいです。
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