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- ゴルフ女子20人集結! インドアスクール主催のシミュレーションゴルフコンペに潜入
インドアゴルフスクール運営大手のステップゴルフが2022年5月に開業したステップゴルフプレミアム有楽町で、20代から30代のゴルフ好き女子20人が集まってシミュレーションゴルフを使ったコンペを開催。気になるコンペに潜入してみました。
ゴルフ好き女子20人が5チームに分かれて対決
インドアゴルフスクール運営大手のステップゴルフが2022年5月に開業したSTEPGOLF PREMIUM YURAKUCHO(ステップゴルフプレミアム有楽町)で、20代から30代のゴルフ好き女子20人が集まってシミュレーションゴルフを使ったコンペを開催するので見学に来ませんかという誘いを受け、おもしろそうなので行ってきました。
STEPGOLF PREMIUMは全打席にシミュレーション機器を完備したインドアゴルフ施設です。2021年12月に中野(東京都中野区)に1号店を開業したところ、グランドオープン時に約150人だった入会者が2022年3月末時点で会員数が260人以上になりました。
そこで都市型ゴルファーのニーズにこたえるべく、有楽町(東京都千代田区)の東京交通会館1階に2号店を開業しました。
ステップゴルフの担当者によると、同社のスクールの会員数は2022年2月末時点で2万662名(累計会員数4万5659名)。そのうちの約4割が女性とのこと。女性ゴルファーにインドアでのシミュレーションゴルフを訴求するため、今回のイベントを企画したそうです。
STEPGOLF PREMIUM YURAKUCHOには全5打席にシミュレーション機器が設置されています。20名を4名ずつ5チームに分け、シミュレーションゴルフでチームごとにスコアを競う団体戦が行なわれました。
令和のゴルフブームがゴルフ業界に新たな風を吹き込む
今回のイベントに参加したのは、SNSで1000人以上のフォロワー数を有する20代から30代の女性ゴルファー。
服装は「ゴルフウエアかゴルフをするのに適した動きやすい格好」とアナウンスしたところ、ほとんどの参加者がゴルフウエア姿でプレーしていました。
一方で、ゴルフクラブは「持参可能」とアナウンスしたものの、持参した人は1人もいませんでした。全員がレンタルクラブを使用していました。
これはおそらく男女差が出るところで、男性であれば自分のゴルフクラブを持参する人が多かったと思います。女性はゴルフクラブを持参するよりもゴルフウエアを持参することのほうが、優先順位が上なのでしょう。
コンペの競技方法は、1チーム4人が順番にボールを打って9ホールをプレーし、最も少ないスコアでホールアウトしたチームが優勝するというもの。
ただし、パッティングに関してはグリーンオンした時点でのカップまでの距離に応じて打数が自動的にカウントされます。ピンそば3メートル以内にグリーンオンしたら1パット、それ以上の距離にグリーンオンしたら2パットというイメージです。
参加者の腕前は、上手な方はレディースティーから90台で回るレベルで、平均すると110~120前後のスコアで回るレベルと推測しました。
実際のプレーぶりを見ていると、ティーショットやセカンドショットは好きなクラブで思い切り打ち、ミスしても和気あいあいとプレーしていましたが、グリーンを狙うショットになると目の色が変わり、いろんなレンタルクラブを打ち比べて距離調整するなど、スコアに対するこだわりも見せていました。
このようなイベントに参加するだけあって全員のゴルフ熱が高く、彼女たちが10年後も20年後もゴルフが続けられる環境を整えることが大事だと感じました。
若い女性の間でゴルフブームが起こったのはこれが初めてではありません。2003年9月に宮里藍選手が女子ツアーでアマチュア優勝を達成した直後に、女性がゴルフを始める動きが活発になりました。
ただし、この時期にゴルフを始めた女性の多くは2008年のリーマンショックによる世界金融危機が発生したころにはゴルフをやめてしまいました。その理由はライフステージの変化や、ゴルフの上達にお金と時間がかかり過ぎることが原因だったと思われます。
その状況は今も改善されているとは言えない部分もありますが、インドアスクールが格段に増え、シミュレーションゴルフの精度も上がり、女性ゴルファーや初心者ゴルファーを受け入れる環境はよくなっています。
また、ゴルフはSNSと相性のいいスポーツであることもゴルフブームを後押ししてくれるのではないかと感じます。
ゴルフ場という非日常的な空間は写真撮影にとても向いていますが、以前は閉鎖的なイメージがありました。しかし近年は閉鎖的な雰囲気が薄れ、開放的な印象が強い施設が増えてきました。
ゴルフの魅力を女性ゴルファーや初心者ゴルファーがSNSで拡散することで、ブームが加速度的に広まっていくことを期待しています。
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