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- 初ラウンドが“ただの苦行”にならない!? ビギナーズティーのあるゴルフ場ってどうなの?
「ゴルフを始めたけど、コースではただ走っているだけで全然楽しくなかった」と、そのままゴルフを辞めてしまう人も少なくありません。女性や子供にもゴルフを楽しんでもらうためには、短い距離で無理のないラウンドするのが一番。そんな願いを叶えるために、ティーイングエリアを増やすゴルフ場が増えています。
初心者マークのビギナーズティーを全ホールに設置
カヌチャゴルフコース(沖縄県)をラウンドした際、ユニークなティーイングエリアを見かけました。初心者マークをモチーフにしたビギナーズティーです。このティーを利用すると全長2288ヤードのショートコースとしてプレーできるそうです。
このゴルフ場はリゾート施設の敷地内に18ホールが展開しているため、初心者や家族連れでも気軽にプレーが楽しめるように配慮がなされています。

ホームページを見ると、リゾートハーフプレー(9ホール)、ちょこっとゴルフ3(3ホールプレー)、ちょこっとゴルフ6(6ホールプレー)、ハッピーゴルフ(9ホール)といったプランが用意されていました。
ちょこっとゴルフ3は所要時間40分で3ホールをプレーするプランで、料金は1人4500円。ちょこっとゴルフ6は所要時間80分で6ホールをプレーするプランで、料金は1人7500円です。
ハッピーゴルフはカヌチャリゾートが提案する新しいゴルフスタイルで、親子、友達、パートナーと1個のボールを2人で交互に打ち合います。所要時間60分で、料金は1人5500円。追加料金を支払えば3人1組で順番に打ち合うことも可能です。
これらのプランが用意されていることもあり、チャンピオンティーからシニアティーまで全5種類のティーイングエリアが標準装備されているうえに、初心者用のビギナーズティーも全ホールに設置されていました。
ビギナーズティーの設置場所は、通常のホールでティーショットがOBになった際に利用する特設ティーのあたりです。パー4ならグリーンまで1打、パー5ならグリーンまで2打で届くようになっています。
1番ホールはレギュラーティーが323ヤードのパー4という設定なのに対し、ビギナーズティーが109ヤードですから、男性であればアイアンでティーショットを打てます。女性でもアイアンかユーティリティークラブで届きそうです。
初心者のコースデビューで最も苦労するのがドライバーの方向性と安定感です。14本のクラブの中で最も長いドライバーを18ホール中14ホールで打たなければならないのが大きな負担になります。
だったらアイアンでティーショットを打てばいいと経験者は簡単に言いますが、谷越えや池越えのティーショットをアイアンでクリアすること自体が難しい課題です。ダフリやチョロでボールを次々となくすのが定番コースです。
それであれば、ティーショットをアイアンで打てるビギナーズティーからプレーしたほうがターゲットスポーツであるゴルフ本来の面白さを気軽に味わうことができます。
コースデビューはビギナーに優しいリゾートコースがオススメ
近年はセルフプレー主体のゴルフ場の多くで慢性的な渋滞が発生しています。その原因を初心者ゴルファーの増加と分析する論調が多いのですが、ゴルフ場関係者に話を聞くと渋滞の原因は初心者ではないと口を揃えます。
「初心者のプレーが遅くて前の組と2~3ホール空いているようであれば、すぐにマーシャルを出して進行をアシストします。でも、そういうケースはほとんどありません。昨今の渋滞は各組のボール探しやカート回しなどちょっとした遅れの積み重ねによって発生しています」

それにもかかわらず、初心者がスロープレーの発生源と決めつけられ、後続組からあおられるように打ち込まれることも少なくないようです。
そんな不愉快な経験をしてゴルフから足が遠のいてしまうのであれば、初心者はリゾートコースでのんびりとプレーを楽しむのがおすすめです。リゾートであればゴルフ場の受け入れ態勢が整っていますし、プレーに手こずったら後続組をパスさせる(先に行ってもらう)こともできます。
初ラウンドで嫌な思いをしたくない人、友人・知人の初ラウンドをスマートにアシストしたい人は、リゾートコースを選ぶとストレスなくコースデビューできるはずです。
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