ゴルフがヘタでも持久走に自信があれば“無双”できる!? スピードゴルフをやってみた! | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

ゴルフがヘタでも持久走に自信があれば“無双”できる!? スピードゴルフをやってみた!

ゴルフのスコアだけじゃなくラウンドスピードも加味して競い合う「スピードゴルフ」。通常のラウンドでは、少し物足りなくなってきているゴルファーにはピッタリの競技だといいます。

乗用カートを使ってばかりだと運動量が物足りない

 スピードゴルフを4ホールだけ体験できるイベントがあったので参加してきました。

 このイベントは10月10日(祝・月)にGDO茅ヶ崎ゴルフリンクス(神奈川県)で開催された「New discovery day supported by XXIO」のアクティビティーの1つとして実施されました。新しいゴルフを発見してもらうための企画です。

 スピードゴルフはラウンドスコアとタイムの合計でスピードゴルフスコア(SGS)を算出し、順位を決める競技です。たとえば18ホールのスコアが80打で、タイムが60分だとすると、80+60=140がスピードゴルフスコアになります。つまり1打と1分が同じ価値ということになります。

ショット時以外はとにかく走る「スピードゴルフ」。ヘトヘトでのラウンドになったが、意外にスコアは大崩れすることはなかった
ショット時以外はとにかく走る「スピードゴルフ」。ヘトヘトでのラウンドになったが、意外にスコアは大崩れすることはなかった

 そもそも、なんでスピードゴルフに興味を持ったかといいますと、近ごろのラウンドは乗用カートを利用したセルフプレーが主流になっており、18ホールをラウンドしても歩く距離が短いので、運動量として物足りなさを感じていたからです。

 だからと言って乗用カートに乗らずに18ホールを歩きでラウンドすると、プレー進行に支障を来たす可能性がありますから、自分の都合だけでは選択できません。

 折衷案としてティーイングエリアから2打目地点まで乗用カートに乗り、2打目地点からグリーンまで歩くというプレースタイルを選択することが多いですが、それだと全長6000ヤードのうち2000~3000ヤードくらいしか歩かないことになります。

 しかも、その程度の距離しか歩いていないにもかかわらず、上がり3ホールで足がつりそうになります。ゴルフ以外に大した運動をしていないのに、ゴルフでも下半身を強化できていない状況を何とかしなければならないと感じていました。

 走ることは元々、苦手ではないのですが、アスファルトの上を走るのがあまり好きではありません。それであればゴルフ場で走るスピードゴルフがうってつけなのではないかと考えた次第です。

ショットの合間に走るだけで普段のゴルフとは別種目になる

 今回の体験イベントは、クラブは最大7本まで、使用クラブはユーティリティー、アイアン、パターのみというルールでした。筆者はロフト角21度のユーティリティー、6番アイアン、9番アイアン、ウェッジ(56度)、パターの5本というラインナップで参加しました。

 ボールを使い果たしたら失格ということでしたので、念のため8個持参しました。使うかどうか分かりませんでしたが、ティーペッグ、目土袋、グリーンフォーク、ボールマーカーも持っていきました。

 ルールのレクチャーを受けたところ、ティーショットはティーアップするのが一般的ですが、ティーペッグは拾わずに走り出し、OBや紛失球はルールに従って1罰打でプレーを続けることができるそうです。

11月には9ホール×2回プレーでベストスコアを採用する「スピードゴルフチャレンジオープン」の開催も決まっている
11月には9ホール×2回プレーでベストスコアを採用する「スピードゴルフチャレンジオープン」の開催も決まっている

 バンカーショット後は通常どおりレーキでならしますが、フェアウェイの目土やグリーン上のボールマークの修復は不要で、エチケットよりもスピード優先で構わないとのこと。ただしグリーン上を走るのは禁止です。

 スコアの記録はスコアカードに記入する方法もありますが、ポケットに入れておくと汗でぐちゃぐちゃになるので、マジックで腕に書いたりグローブに書いたりする人が多いそうです。今回は4ホールなので、記録せずに記憶することにしました。

 スタートホールのティーショットはタイム計測スタッフのカウントダウンの合図とともに打ちます。無事にフェアウェイに飛んだことを見届けると、クラブを担いでランニング開始。最初は心地よさを感じていましたが、2打目地点に到着したときにはすでに息が上がっていました。

 この日は肌寒かったのでセーターを着ていましたが、それが裏目に出ました。ほとんどサウナ状態です。半袖でスタートすればよかったと激しく後悔しました。

 息を整えてから2打目を打ったほうがいいのか、息が上がったまま打ったほうがいいのか分かりませんでしたが、スピード優先でショットしたらトップしてグリーン奥へ。そこからウェッジで寄せて2パットの5打発進です。

 2ホール目は118ヤードのパー3です。ティーショットを左ラフに外し、そこからウェッジで寄せて2パットの4打。マラソンを走りながらゴルフをしているような感覚なので、ミスショットしても落ち込んでいるヒマがありません。

 3ホール目は389ヤードのパー4です。ティーショットを右にプッシュアウトしたものの、3打でグリーンサイドまで運び、アプローチが1メートルに寄って1パットの5打。

 最終ホールは特設ティーだったので何ヤードか分かりませんでしたが、3打でグリーンサイドまで運び、アプローチが50センチに寄って1パットの5打でした。

 わずか4ホール走っただけなのに、ホールアウト直後は汗だくです。気温20度以下なのに、真夏の35度以上の日にラウンドしたかのような汗のかき方でした。

 タイムは14分37秒で、スコアが合計19打なので、スピードゴルフスコアは33.37。それがいいのか悪いのかも分かりませんでしたが、初めてにしてはタイムも早く、スコアもいいとのことでした。息がこれだけ乱れたのに、スコアがそれほど乱れなかったのは自分でも驚きでした。

 最近ゴルフを始めた若い人は、学生時代に取り組んでいたスポーツと比べてゴルフの運動量は物足りないと感じているでしょう。そういう人はスピードゴルフが向いているかもしれません。

 11月11日(金)にはGDO茅ヶ崎ゴルフリンクスで、9ホール×2回プレーでベストスコアを採用する「スピードゴルフチャレンジオープン」が開催されるそうです。興味のある方、体力に自信のある方は参加してみたら新たな発見がありそうです。

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