なぜプロゴルファーはプレー中にバナナを食べるのか? 日本ゴルフ協会も「ドール」と契約する理由

高橋佳子

2022年10月18日

ライフ

プロの試合などを観戦していると、ラウンド中にバナナを食べている姿を目にします。ゴルフに限らずアスリートのプレー中の栄養補給として定番なのには、それだけの理由がありました。

ゼリードリンクとバナナでは糖の種類が多いバナナに軍配

 注目したいのが糖質。じつは糖質にはブドウ糖、果糖、ショ糖、砂糖、デンプン、マルトデキストリンなど種類があり、それぞれ吸収する速さが違います。

 ゼリードリンクに含まれる糖は速攻的なものが多い半面、バナナにはブドウ糖、果糖、ショ糖という速攻系とデンプンなどの持続系の3種類の糖質が含まれています。

 つまり、エネルギー補給が時間差で行われるため、長い時間プレーするゴルフに最適というわけ。また、ゼリードリンクは人工甘味料を含む商品が多いことを考えると、バナナのほうが安心・安全と言えるかもしれません。

意外! カロリーは決して高くなく水分も豊富

「どんなにすすめられても、バナナは太りそうだから抵抗感がある」という人もいるでしょう。ですが、バナナのカロリーは1本(可食部約90グラム)で77kcal程度。おにぎり半分相当くらいと、決して高くありません。脂質もないので、よほど食べ過ぎない限り太ることを気にする必要はないでしょう。

 さらに、見た目に反して水分も75%程度。他のフルーツに比べれば少ないかもしれませんが、水分補給という意味でも十分活躍してくれるでしょう。

自律神経を整える脳内ホルモン「セロトニン」の素

 緊張やストレスを感じたとき、脳はセロトニンを分泌して自律神経のバランスを整えようとします。

 実はこのセロトニンの材料として必要な“トリプトファン”がバナナには含まれています。トリプトファンは食品からでしか摂取できない栄養素。バナナは精神安定、集中力や判断力にも貢献するのです。

プレー中はもちろん朝のティーオフ前や日常食にもおすすめ
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