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- 「チャレンジャーやの~」打ちっぱなし1回で即ラウンドはOK!? 迷惑にならない?
これからゴルフを始める人は、まず「打ちっぱなし」に行ってスイングの練習を重ねるのがセオリーです。では、打ちっぱなしに1回だけ行き、その後すぐにゴルフ場で実際にラウンドすることは、ほかのゴルファーの迷惑にはならないのでしょうか。
自分ルールを設定して楽しむことを第一に!
これからゴルフを始めるという人やまだゴルフを始めたばかりという人は、まずゴルフ練習場、いわゆる「打ちっぱなし」へ行ってスイングの練習を重ねるのが定石となっています。基本となるスイングを固め、少なくともボールがある程度前に飛ぶようになることが、ラウンドをする大前提と言えるからです。
実際のラウンドでは、常に前後にほかのグループがいる状態でプレーすることになります。そのため、前のグループの進みがスムーズではない場合、後続のグループが追いついて待ち時間が発生してしまうことも珍しくありません。
一つの組がスロープレーに陥ってしまうと、後続グループ全体の時間を奪ってしまうことになるため、初心者ゴルファーにとっては、初ラウンドは大きなプレッシャーを感じる局面と言えそうです。
ただ、中には仕事の都合で急遽ラウンドに参加することになるなど、場合によっては十分に練習できない状態で、仕方なく初ラウンドにチャレンジすることになる人もいるでしょう。
例えば、打ちっぱなし経験1回のみでラウンドすることは、現実的に可能なのでしょうか。
ゴルフ場の経営やコンサルティングをおこなう飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は次のように話します。
「個人的には、ゴルフの楽しさを知るという意味合いでは、思い切って一度ラウンドに出てみるのも良い経験になるのではないかと思います」
「その一方で、練習が足りていない人は、アプローチやバンカーショットといった小技に慣れておらず、苦戦する可能性が高いでしょう。そうなってしまうとホールアウトまで時間がかかり、後続のグループの迷惑になってしまうことが考えられます」
実際のラウンドでは、フルショットだけでなく、グリーン周りでの細やかなアプローチショットに加え、ラフやバンカーからの技術的なショットも必要になります。
そもそもフルショットも容易にマスターできるものではありませんが、特にアプローチやバンカーは打ちっぱなしだと実際に近い状況ではなかなか練習できません。
一方で、飯島氏は次のようなラウンドの仕方を提案します。
「私は小学生時代、学校の帰りに近所の子供で集まっていろいろな遊びをしていました。みなさんも経験があるかと思います。そのとき、同級生が弟や妹を連れてきた、ということはありませんか? 小さい子がいた場合、ハンディキャップとして特別ルールを作ってあげることがありました」
「ゴルフでも同伴する先輩ゴルファーが同様の考え方をするのが良いかもしれません。例えば、4パット以上はノーカウントにしたり、林にボールが入ってしまった際にはノーカウントでフェアウェイまで出してあげたり、みんなが楽しめるような特別ルールでラウンドするのが良いと思います」
このように、まずはゴルフを楽しむことを目的として、特別ルールを設定したラウンドをするのがベストです。そうすることで、初心者ゴルファーでもラウンドを楽しく終えられる上、後続に迷惑をかけるスロープレーも避けられます。
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