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- 隣打席から聞こえてくる話し声にイライラ…再認識すべき練習場での電話マナー
ゴルフ練習場は多くのゴルファーが利用する施設ですが、打席で電話をすることはマナー違反にならないのでしょうか。
大きな声での電話はマナー違反
通称「打ちっぱなし」と呼ばれているゴルフ練習場は、連日多くのゴルファーが訪れる場所です。早朝から深夜まで、場所によっては24時間営業しているところもあり、学生や社会人、主婦などあらゆる人が利用しています。
夕方以降の練習場に行ってみると、ワイシャツに革靴姿の男性が黙々と練習している姿を目にすることがあります。このようなサラリーマンゴルファーの利用は非常に多く「仕事帰りにちょっと練習」と立ち寄る人も少なくありません。
そんなサラリーマンをはじめ、ゴルファーのマナーとして覚えておきたいのが、練習場での電話です。
社会人なら誰しも経験があるかもしれませんが、退社後にクライアントや会社から電話がかかってくることも時にはあるでしょう。友人や家族からの電話では「ちょっと待ってて」と言うこともできますが、相手が仕事関係の場合はそうはいかないケースが多いはずです。
練習している間に電話がかかってきたら、その場で出ても良いのでしょうか。
公益社団法人全日本ゴルフ練習場連盟会長で、東京・世田谷区の「千歳ゴルフセンター」の代表取締役である横山雅也氏は、練習場での電話について次のように話します。
「練習場の規約として、電話の使用を禁止としているところは少ないでしょう。当練習場でも禁止しているわけではございません」
「しかし、練習場では自分のスイングに集中したいというお客さまが多くいらっしゃいます。周囲に練習中の人がいるにもかかわらず、大きな声で電話をすることはマナー違反にあたると言えます」
打席での会話も要注意
また、これは電話口の会話だけに言えることではありません。横山氏は「隣同士の打席での会話も同様に、周囲のゴルファーに配慮することが重要です」と言います。
実際に練習場を利用しているゴルファーは、周囲の話し声をどう感じるのでしょうか。普段からよく利用しているという男性は、次のように話します。
「打音なども聞きながらボールを打っているので、大きな声で話している人がいるのは練習の妨げになってしまうと感じます」
「本コースのラウンドでも、ティーショットは静かな環境の中で打つものですし、そうした実際の状況に近い中で練習をしたいので、大声で話している人がいると良い気分はしません」
このように、周囲のゴルファーにとって気分の良いものとは言えない打席での電話や大声での会話ですが、横山氏は「例外として使用して良いケースもある」と言い、次のように話を続けます。
「例えば、利用しているゴルファーが少なく、周囲が空いているときには、周りに迷惑をかけることもないので自分の打席で電話を使用しても良いでしょう」
「ほかの人に迷惑がかかるかどうかが重要なので、周囲の打席で練習しているゴルファーがいる場合でも、迷惑にならないよう小声で短時間の電話であれば問題ないと思います」
ちなみに、練習場によっては電話をするための専用スペースを設けているところもあるようです。電話の使用に関するルールも場所によって異なるため、自分が利用する練習場の規約をいま一度確認しておく必要があります。
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