50センチってこんなに難しいの!? パットのヘタさが分かる完全ホールアウトのススメ

競技でもない限り、ほとんどのゴルファーは「OKパット」ありでプレーしている場合が多いと思います。確かに、プレーファストの観点からは有効なプレースタイルではありますが、「短いけどシビれるパット」もゴルフの醍醐味。そこで、条件が整った状況では「完全ホールアウト」でプレーしてみてはどうでしょうか?

後続組がいない状況なら完全ホールアウトを経験すべき!?

 11月中旬に朝から雨が降る日にラウンドする機会がありました。キャンセルがかなり出たようで、近年では珍しく前後に他の組がいない状況でのプレーになりました。

 マスター室前を出発した時点では後続組のカートが待機していたのですが、筆者たちの組が3バッグ、後続組が4バッグだったせいか、1番ホールのプレーを終えた時点でもティーイングエリアに後続組の姿がありませんでした。

 その後も前に追いついたり、後ろに追いつかれたりすることが一度もなく、極めてスムーズにプレーすることができました。

普段は「OK」するような短いパットでも、「OKなし」でプレーすると結構外すことが分かる 写真:AC
普段は「OK」するような短いパットでも、「OKなし」でプレーすると結構外すことが分かる 写真:AC

 この日は午前中いっぱい雨が降り続く天気予報でしたから、ピン位置が全体的に高いポジションでした。雨の日はカップの周辺のグリーン表面に水が浮いたり、カップ内に水が溜まったりしないように、各グリーンの高低差の中で最も高い位置にカップを切るのがコース管理の定石です。

 そうするとプレーヤーサイドからの印象は、ピンまでの距離がたっぷりあり、グリーンを狙うショットの難易度が上がるうえにパッティングも難しくなります。

 しかも、この日のグリーンコンディションはスティンプメーター10.5フィートでした。スティンプメーターはグリーンの速さを示す指標で、トーナメント開催コース並みのコンディションに仕上げていました。

 したがってグリーン上のワングリップOKのローカルルールを少し甘く設定していたのですが、それでも1メートル前後の距離は簡単にはOKを出せません。そうすると、その距離のパットを3人ともポロポロ外すのです。

 すると同伴者の1人が「こんなに短い距離をポロポロ外すんだから、今日は後続組もいないことだし、後半9ホールは完全ホールアウトでプレーしてみようか」と提案し、後半は完全ホールアウトでプレーすることになりました。

「OKなし」でパット数がハーフで2~3打多くなった

【写真】ゴルフ場で遭遇する「三笘・奇跡の1ミリ状態」

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「ギリギリ」ティーイングエリア内にティーアップしたボール
2本のOB杭を結んだラインに少しでも触れていれば「ギリギリ」セーフ
「ギリギリ」グリーン上
「ギリギリ」カップインしないボール
普段は「OK」するような短いパットでも、「OKなし」でプレーすると結構外すことが分かる 写真:AC
空いているときに「完全ホールアウト」でプレーすれば、ゴルフ本来の奥深さを再認識できるかもしれない 写真:AC
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