ゴルファーにもゴルフ場スタッフにも優しい「落ち葉ルール」
期間限定の「ローカルルール」に初遭遇したのは、ラウンドスタート前の事でした。
スタッフの方がいきなり「落ち葉ルールはご存知ですか?」と尋ねてきました。想像もしないタイミングでの一言に「?」が頭の中に渦巻く中、スタッフの方が丁寧に「臨時ローカルルール」の内容を説明してくれました。

この「落ち葉ルール」、落ち葉でボールを見失った場合、無くなったと思われる地点から「無罰」でプレーすることができるというゴルフ場独自のローカルルールでした。用を足すためクラブハウスに戻ると、ちゃんと看板もあることに気づきました。
ピート・ダイ氏が設計のコースが好きでたまたまラウンドに来ていたのですが、なるほど確かに紅葉がキレイなゴルフ場でもあります。
落ち葉が多い季節は、ボール探しに時間がかかってしまい全体の進行が遅れてしまう可能性があります。またゴルフ場コース管理スタッフとしても、この時期は落ち葉の掃除は本当に大変。来場ゴルファーのためには毎日の掃除が必要ですが、掃除の手間を考えると落ち葉が落ち切ってからの方がはるかに合理的です。
ゴルファーにもゴルフ場にもストレスがない「優しいローカルルール」に初遭遇して、ほっこりした気持ちになりました。
プライベートラウンドだからこそ「プレーファスト」を
日本のゴルファーはプライベートでもスコアをきっちり数える傾向が多いように思います。また会社のコンペなど「フェア」な環境でラウンドしなければならない大人の事情もあります。

ゴルフ場サイドから「臨時ローカルルール」を設定してくれると、「ルールだから」ということで、プライベートなラウンドでもムリなボール探しなどを省略できて、プレーファストにつながります。
ラウンド中のストレスを軽減してくれる「落ち葉ルール」は、プレーファストにつながるのはもちろん、同時にゴルフ場スタッフへの思いやりも感じることができる素敵な臨時ローカルルールだと感じました。