上達マインドを「コミュニケーション」から探る
レッスンの際に「プロはアマチュアのどこをみているのか?」とのテーマですが、いわゆる「体験レッスン」ではみなさんがレッスンのプロセスや未来をイメージできるよう、ヒアリングを中心に接します。
仕事上で急にコースデビューすることになった人、自己流の壁にぶつかった人、YouTubeを観すぎてワケが分からなくなった人、レッスンを受けて逆にスランプになった人、などレッスンに通う理由は様々です。

スイングうんぬん……の前に、まずみなさんのゴルファーとしての意欲を「リスペクト」したうえで、限られた時間の中ですがレッスンを通じて「何ができるのか?」を体験して頂きます。
もしかしたら、みなさんは「もうスイングは直らない?」や「もう年だからうまくならない?」などを気にするかも知れません。しかし、個々のゴルファーが描く“上達ビジョン”を実現するためのお手伝いが我々プロの仕事。レッスン時にみなさんを見る際、「どこまでできるのか」を探す作業をしています。
具体的には、「スイングに興味や知識欲があるのか?」、「コースでそこそこのスコアを望んでいるのか?」、「とにかく飛距離が欲しいのか?」などです。もちろん全てを実現するのが理想ですが、まずはレッスンを通じて「自己満足度の優先順位」みたいなものを観察します。
少なくとも私のスタジオでは、できるだけ多くのリクエストや要望を伝えて頂けると、今後のレッスンがより効果的になっていきます。些細なことでも遠慮せずに話して欲しいです。