水分補給だけでは不十分!? ラウンド中に“足がつった”を防ぐ日常生活の心得

「ラウンド中に足がつって、スコアが崩れてしまった…」ゴルファーの中にはそんな経験をしたことがある人もいるでしょう。「足のつり」を予防するには、ラウンド中の水分補給だけでなく、日常生活から心がけるべきポイントがあるといいます。

「水分不足」だけが原因ではない

 1ラウンド18ホールを回るゴルフは、トータルの歩行距離がおよそ“10キロ”。歩数に換算すると1万3000~1万5000歩程度にもなると言われています。1日にこれだけ歩けば、ラウンド中に足がつってしまうこともあるかもしれません。

1日中プレーしていれば足にも相当な負担がかかるゴルフ 写真:AC
1日中プレーしていれば足にも相当な負担がかかるゴルフ 写真:AC

 日常的に“足がつる”と表現されている症状は“こむら返り”とも呼ばれ、主にふくらはぎに起こる筋肉けいれんの総称。「こむら」とは一般的に“ふくらはぎ”のことを指しますが、ふくらはぎ以外にも足裏や脛(すね)、太ももなどでも起こりやすい症状です。自分の意志とは無関係に筋肉が持続的な攣縮(れんしゅく)を起こすことで痛みを伴います。

「運動中に大量の汗をかいて足がつり身動きが取れなくなった」「就寝中に足がつって激痛で目が覚めてしまった」なんて経験をしたことがある人、聞いたことがある人は多いことでしょう。

 こうした症状の原因として一番に思いつくのは「水分不足」かもしれません。しかし、足がつるのはミネラルバランスの乱れや血行不良のほか、筋肉疲労や筋力低下などさまざまな要因が関係しているのです。

 ラウンド中の足のつりを予防するには、生活習慣から見直しをしていく必要があります。

 必須なのは「水分補給」。誰もが思いつく予防法かもしれませんが、人間の体は約60パーセントが水で構成されていて、体の調子を整えるために「水分補給」は欠かせません。1日の目標摂取量は2リットルとも言われており、多くの水分を摂取するには1日を通してこまめな水分補給が必要になります。

 しかし、水分といっても、コーヒーや緑茶、アルコール類はNG。これらには脱水作用があるため、かえって体内の水分量を減らしてしまう可能性があるのです。そのため、日頃からコーヒーを何杯も飲んだり、毎日晩酌をする習慣のある方は、こむら返りを起こしやすい傾向にあります。

 次に大事なのが「ミネラル」の摂取。代表的な例としては、筋肉の収縮弛緩に関与するカリウムやカルシウム、マグネシウムが挙げられます。中でもマグネシウムには収縮した筋肉をゆるめる作用があるため、体内のマグネシウムが不足するとこむら返りにつながりやすくなると言われています。

 マグネシウムを豊富に含む食物は、あおさ、わかめ、昆布などの海藻類、納豆や豆腐などの大豆製品やナッツ類。 また、カルシウムはエビや貝などの魚介類、牛乳やチーズなどの乳製品、ししゃもやしらすなど魚に多く含まれています。カリウムの摂取には、昆布やひじきなどの海藻類、さつまいもや長いもなどのイモ類、バナナやキウイなどの果物がオススメです。

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