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- GWは“ゴルフ三昧”の人こそ要注意! 熱中症対策が今の時期から必須と言えるワケ
気温が上昇するこれからの季節は絶好のゴルフシーズン。心地良い気候でプレーするゴルフは最高なものですが、本格的な夏が訪れる前の時期でも熱中症に注意が必要。内閣府も「5月から熱中症に注意が必要」と警鐘を鳴らしています。熱中症のリスクを軽減するには、どのような方法があるのでしょうか。
「熱中症=夏」ではない?
熱中症になりやすいポイントとして、体が上昇した外気温に慣れていないことから発症するリスクが高まるとされています。つまり、気温が高まる春真っただ中の5月でも注意が必要です。
暑さに慣れた夏の時期は発汗によって体温が調節されますが、春の時期には体が体温調節を上手にできない状態。そのため、熱中症になりやすい状態と言えるのです。ラウンドでは特に長時間にわたって直射日光を浴びるため注意が必要でしょう。
また、熱中症にかかりやすいのは「高齢」「肥満」運動不足」といった条件に当てはまる人です。ゴルフは老若男女を問わず楽しめるスポーツであることや、運動不足解消のために始めた人も多いので、ビギナーや高齢の方は特に気をつける必要があります。
しかし、熱中症にかからないようにとゴルフを控えたことで余計に運動不足になってしまっては本末転倒です。正しい予防法を知れば、熱中症のリスクを確実に軽減することができます。
では、熱中症を予防しながらゴルフを楽しむにはどんな対策が必要なのでしょうか。
柔道整復師で「日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー」「スポーツ医学検定1級」など、スポーツに対する幅広い知見を持った「コンディショニング整体~lead~」大野稔院長に熱中症の予防方法について話を聞きました。
大野氏はこまめな水分補給と、日頃からの運動習慣を身につけることを大切であると言い、その理由について以下のように話します。
「人間は1日あたり多くの水分が必要で、目安としては2リットルです。ラウンド中は喉が乾いていなくてもこまめに水分補給をすることで、予防効果が期待できるでしょう」
「また、運動不足の方は発汗作用が働きにくく体温調節が機能しづらいため、熱中症のリスクが高まります。そのため、日頃から軽めのウオーキングなどでも十分なので、30分程度の運動習慣を身につけておくことをオススメします」
これらのことからも、水分補給や軽めの運動習慣が熱中症予防のカギを握っていると言えるでしょう。
マスクを着用したままのプレーは熱中症リスクを高める
大野氏は近年のマスク着用の習慣が、熱中症リスクを高めていると話します。
「マスクを着用することで口周りの湿度が高まり、喉の渇きを感じづらくなっています。3月13日に政府から『マスクの着用は個人の判断に委ねる』との考え方が示されましたが、ラウンド時はマスクを外してプレーすることが熱中症のリスクを軽減します」
季節によってさまざまな景色の彩りを楽しめるゴルフ。肌寒い季節が終わりを迎え、本格的なゴルフシーズンの到来に胸を躍らせているゴルファーも多いですが、今からしっかりと熱中症対策を行うことが春ゴルフを楽しむことにもつながると言えそうです。
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