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- 「アマチュアは刻みがいい」は絶対じゃない! パー5のセカンドショットはどう打つのが正解?
初心者と中上級者で難易度の意識がまったく異なるパー5のスコアメイク。そこで、パー5のセカンドショットは刻んだほうがいいのか、それともフェアウェイウッドで距離を稼ぐのがいいのか? 腕前に自信がない人向けのコースマネジメントを筒康博コーチに教えてもらいました。
「狙う」か「刻む」を決める前の状況判断が一番重要
ゴルフでは「セオリー」といわれることが、必ずしも全員に当てはまらないことがよくあります。初心者と中上級者の間や、ゴルファー個々のプレースタイルで意見や大きく異なる「パー5で刻むか刻まないか?」もその一つではないでしょうか。
アマチュアのラウンドで「刻むのがセオリー」といっても、実際にミドルアイアンでうまくレイアップできるゴルファーなら「すでに中級者以上」といえるでしょう。
練習でも滅多に当たらないフェアウェイウッドでセカンドショットをしたところで、ナイスショットはムリでも「チョロに近いハーフトップ」で距離が稼げて、3打目がよい場所から打てた事例もたくさんあります。「結果論」から抜け出さない限り、マネジメントについて論じるのは難しいといえます。
そもそも「長いクラブで狙うのは無謀」や「セカンドショットは刻みがセオリー」という“二極論”の前に、現実的に自分ができること、起きそうなトラブルなどを具体的に予測出来るのかが重要です。
前のホールまでアイアンショトでシャンクが頻出していたら、ユーティリティーやフェアウェイウッドでダフらないように打った方が安全策だったりします。「セオリーだから」を理由にせずに、「今の自分にとって何が最善なのか」を考えるのがマネジメントの基本だと思います。
「刻む」と難しくなる状況もある!「越えちゃう」マネジメントとは
現実的にはパー5のセカンドショットでは「刻みがよさそう」に見えても、実は「越えちゃう」マネジメントの方が安全ということもあります。
例えば写真の状況では意外にも「右のバンカー方向に刻む」方が、3打目が危険になる可能性が高く、ユーティリティーなどで思い切って池越えを狙うマネジメントだってアリです。
見た目には左の池が気になりますが、ツマ先上がりのラフからショートアイアンでのショットがどんな弾道になるのか予想することは簡単ではありません。真っすぐ打ててもバンカーに入ったり斜面に行ってしまったりすると、「刻んだつもり」が傾斜とラフに引っかかり大きなトラブルになることも考えられます。
一見「ギャンブル」な池越えショットですが、仮に池に入ってもワンペナでグリーン手前から打てるので、実は「想定内ギャンブル」だったりするのです。
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