着用が義務づけられているわけではない
ラウンド時はキャップやサンバイザーを着用してプレーすることが一般的ですが、ルールとして義務づけられているわけではありません。
実際、2021年に行われた東京五輪では、アイルランド代表として出場したローリー・マキロイ選手が「頭のサイズに合う帽子が間に合わなかった」という理由で帽子をかぶらずプレーしていました。

しかし、キャップやサンバイザーはプレー中のまぶしい日差しを遮る役割があり、ゴルフにおいて大切なアイテムの一つと言えるでしょう。また、ゴルフ場によってはドレスコードで着用を求めているところもあるので注意が必要です。
では、ゴルファーにとってキャップとサンバイザーはどちらがオススメなのでしょうか。それぞれのメリット・デメリットを考えていきましょう。
キャップには衝撃などから頭部を保護する重要な役割があります。万が一、ボールなどが当たってしまった場合でもキャップをかぶっていることで衝撃が軽減され、重症化を防ぐことにもつながります。また、頭部を紫外線や日光から守ってくれるため、髪や頭皮の日焼けを防ぐほか、熱中症の予防にも効果的です。
デメリットとしては、髪型が崩れてしまったり、汗で頭が蒸れてしまうことが挙げられます。前半ラウンドを終えて昼食の際にキャップを取ると、跡がついて髪型が崩れているなんてことはよくあることです。
また、普段からキャップをかぶり慣れていないと締めつけ感や蒸れに違和感を持つ方もいるはずです。蒸れが気になる方は、通気性の良いメッシュ素材のものを選ぶといいでしょう。
サンバイザーの一番の特徴は、頭頂部が開いているので頭の蒸れが気にならず快適にプレーができることでしょう。特に女性は、高い位置で髪をまとめたり、リボンで髪を結んだりとアレンジができるので、キャップよりも髪型の自由度が高まります。
しかし、頭頂部が開いていることで紫外線や日光、さらには雨粒が直接頭部に当たってしまうことがデメリットとして挙げられます。紫外線のダメージから守るためには、髪に直接使用できるスプレータイプの日焼け止めを併用することがオススメです。
どちらを選ぶにしても、プレーへの影響やケガを防ぐ安全を担保するといった意味でも、ラウンド中は着用したほうが無難と言えそうです。
また、ウエアとのコーディネートを考え、おしゃれを意識したキャップ、サンバイザー選びもゴルフをプレーするうえでは楽しみの一つと言えるでしょう。