「絶対に1階打席」と答えた人は約6割
最近は特に土曜、日曜になるとほぼ満席状態のゴルフ練習場。フロント前のロビーが打席を待つゴルファーで埋まっているなんてことも珍しくありません。
ただ、使用打席の表示を見ると、2階や3階がチラホラ空いていることも。それだけ1階人気が高い証拠だと思うのですが、実際どれくらいの人が“1階”にこだわっているのか。また、その理由は? はたまた2階以上を好む人もいるのか? そこでe!Golfのサイト内でアンケートを敢行。質問はズバリ、「いつも利用するのは何階打席ですか?」。

有効回答数は1023で、「1階」と答えた人は583人(57.0%)。半数を超えていますが、“圧倒的”という数字ではなく、「2階以上」と答えた人が262人(25.6%)、「こだわらない」と答えた人が151人(14.8%)いました。
1階にこだわる人の中で一番多かったのは、「アプローチの練習をしたいから」というもの。50ヤード以内の距離感は、1階でないとつかめないということでしょう。「アイアンの方向性を確かめたいから」「曲がり幅を確認したいから」「2階だと上部のネットに打球が当たるから」「コンペが近いときは絶対に1階」という意見もありました。
また、「本番と同じ目線のところから打ちたいから」「2階以上だと床の振動を感じスイングに影響する」「高所恐怖症で2階は怖い」といった声も。中には、「重いバッグを担いで2階に上がるのは面倒」というズボラさんもいました。
「安い」「落下地点が見えやすい」が2階打席の魅力
一方、2階派の意見にも説得力のあるものがチラホラ。多かったのが、「待つのが嫌だから」「ボール1個分の値段が安い」というもの。“○時間打ち放題”といった場合でも、2階のほうが廉価だったりしますよね。
練習効果という点でも、「落下地点が見やすい」「1階だと打ち上げになり、無理してボールを上げようとする癖が付くので」と、練習効果の面で2階を推す人もいます。
なかには「下手くそなので他の人の邪魔にならないように」という奥ゆかしい人も。「下の階層はうまい人のためにあると思っていて、近づき難い」なんて意見もありました。
また、「アプローチを重点的に練習したいときは1階で、スイングチェック重視のときは2階で」と練習内容によって使い分けている人もいるようです。
少数(27人/2.6%)ですが、インドア派も。「1人の空間で、周りの目を気にしないで練習できる」「いつでもどんな天候でも練習できる」というのがインドア派の主張。なかには「インドアにスイングをつくりに行き、打ち放題の2階で試し、本番のための練習はフラットな1階で」と、細かく使い分ける人もいました。
階数より設備にこだわるという人も
「何階で練習するか?」という趣旨からは少しずれてしまいますが、練習場選びのポイントを挙げてくれた人も多かったので紹介しておきましょう。
「打感が本球と違いすぎると調子が狂うので、なるべく本球に近い2ピースボールの練習場に行く」「アプローチ用の距離が10ヤード刻みに表示されているところがベスト」「アプローチの練習をしたいので、50ヤードまでは芝があるところが望ましい」「上部ネットがない所がいい」「なるべく距離のある練習場を選ぶ」などなど。せっかく練習をするのだから、納得のいく施設で練習をしたいということでしょう。
とはいえ、施設の充実した練習場はいつも混み合っているのが玉にキズ。練習ぐらいはストレスなくやりたいものですが、なかなかそうもいかないようですね。