- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- 日本女子OPで全美貞ら2人が失格となった距離計測器使用の違反 現場で何が起きていた?
日本女子オープン初日、全美貞(ジョン・ミジョン)ら2人が、ローカルルールで禁じられている距離計測器使用の違反で失格となった。ツアー25勝のベテランが1ホールも消化することなく大会を終えてしまった初歩的なミスは、なぜ起こってしまったのか?
JLPGAツアーの通常の試合では距離計測器使用は認められている
◆国内女子プロゴルフ<日本女子オープン 9月28日~10月1日 芦原ゴルフクラブ 海コース(福井県) 6528ヤード・パー72>
ツアー25勝の全美貞(ジョン・ミジョン)が、ナショナルオープンの大舞台で、1ホールも終えることなく、まさかの失格となった。
第56回日本女子オープン初日、全は最終組の1つ前、午後12時40分に1番からスタート。様子が変わったのはその1番グリーン上だ。全がルーリングを要請。駆け付けた競技委員に規則を確認した。
内容は距離計測器の使用についてだ。「全選手は、セカンドショット、サードショットで使っていて、そのことについてグリーン上で確認しました」(JGA広報)。
規則改定により、2019年からゼネラルルールでは競技でも使用が認められるようになった距離計測計だが、試合によってはローカルルールによって使用が禁止されている。
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)管轄の通常の国内女子ツアーでは、ゼネラルルールをそのまま適用しているため使用できるのだが、今大会はツアー競技ではあるが数少ないJLPGA以外が管轄する大会。日本ゴルフ協会(JGA)管轄でローカルルールによって使用が禁止されている。もちろん、そのことは選手にも告知されている。
【ローカルルール9 規則4.3a(1)は次のように修正される。:ラウンド中、プレーヤーは電子的な距離計測器を使用して距離情報を得てはならない。】
目に入りやすいロッカールーム前の掲示板には、後述する罰則も含めて張り出してあるほどだ。【ローカルルールの違反の規則4.3の罰則参照=1回目の違反で2打罰。2回目の違反で失格】。そのため、全は3打目までのプレーで失格となり、1ホールもプレーを終えないまま姿を消してしまった。
もう1人、午前7時15分と早いスタートだった木村円も、同じ違反で失格となった。こちらは13番グリーンでの距離計測器使用を競技委員が目撃。2打罰を伝えたが、その後、他のホールでも使用していたという情報があり、16番グリーンで本人に確認。複数回使用が明らかになったため、その場で失格となった。
木村はプロテスト合格を目指して挑戦中の24歳。すでにプロとして活動をしているが、JLPGAプロテストは今年8月の1次予選を通過できていない。予選から出場権を得た日本女子オープンだったが、悔しい失格となってしまった。
最新の記事
pick up
-
「国産カーボンフェース」がついに発売! ヤマハの新作「インプレス・ドライブスター」ドライバー、FW、UT、アイアンを試打検証<PR>
-
「高反発エリア拡大でさらなる“飛び”を実現」 ミズノの新アイアン「JPX925」<PR>
-
アマチュアが打っても激スピン! フォーティーン「FRZ」を使ってギア好きゴルファー3人がスピン勝負してみた<PR>
-
キヤノンがゴルフを変える! プロゴルファー森田理香子が実践する“撮影機能付きレーザー距離計”「PowerShot GOLF」を徹底解剖<PR>
-
【連載コラム】フィッティングとレッスンの融合で上達! フォーティーンの新サービスを人気ゴルフYouTuberが体験<PR>
ranking