- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- 「上だけを見て最後までプレーできた」西村優菜チャージも及ばず8位タイ 渋野日向子は追い上げ41位タイ
米女子ツアーのアジアシリーズ初戦、ビュイックLPGA上海は、15日、中国の上海旗忠花園GCで最終ラウンドを行い、好調続く西村優菜(にしむら・ゆな)は4バーディー、ノーボギーで「68」。通算12アンダーで優勝には2打及ばず、8位タイでフィニッシュした。
「最終日、ずっとノーボギーでゴルフできているのはいいこと」
米国女子プロゴルフ<ビュイックLPGA上海 10月12~15日 上海旗忠花園GC(中国) 6691ヤード・パー72>
西村優菜の初優勝が間近に迫っている。そんな期待を抱かせる戦いぶりだった。
米女子ツアーのアジアシリーズ初戦、ビュイックLPGA上海は、15日、中国の上海旗忠花園GCで最終ラウンドを行った。
首位に4打差9位タイから逆転を狙った西村は、4番、7番、13番とバーディーを重ね、パー3の16番で4メートルをしっかり沈めた時点で通算12アンダー。首位に1打差と迫った。
17番パー5では、入れれば単独首位となるイーグルパットを1メートルに寄せたが、続くバーディーパットがカップに蹴られて痛恨のパー。優勝には2打及ばず。混戦模様の中で8位タイに入った。
「上だけを見て最後まで全力でプレーできたかと思います。何とかくらいついていこうと思いました」と、悔しさと自信が入り混じる表情を見せた西村。シーズン終盤のここ3試合で、3位タイ、13位タイ、8位タイと好調が続いている。「最終日、ずっとノーボギーでゴルフできているのはいいこと。ただ、最後に決めなきゃいけないことろを決めきれていないので、そこを強化していきたい」と、初優勝へのカギを口にした。
一方、出場選手81人(1人は棄権)で予選落ちのない今大会ならではの追い上げを見せたのが渋野日向子だ。初日3オーバーで68位タイと大きく出遅れ、2日目も1つスコアを落とした通算4オーバーで70位タイ。だが、予選落ちを気にしなくていい分、3日目、4日目はのびのびとプレーした。最終日は7バーディー、3ボギー。最終ホールとなった9番パー5では2オンしたものの3パットパーで終わり、2日連続の4アンダーで通算4アンダー。41位タイに「騒がしい1日。アンダーで回れてよかった」と振り返った。
3日目を終えて4アンダー32位タイだった畑岡奈紗は、15番のダブルボギーが響いてスコアを伸ばせず、通算4アンダーで渋野と同じ41位タイ。勝みなみは途中までスコアを伸ばしていたが、4番、5番で連続ダブルボギーと崩れ、通算2オーバー。前日の51位タイから63位タイと順位を落として大会を終えている。
優勝争いは、通算14アンダーで並んだエンジェル・イン(米)とリリア・ヴ(米)がプレーオフとなり、1ホール目でバーディーを奪ったインに軍配が上がった。インはツアー初優勝。
同ツアーはこの後、BMW女子選手権(19~22日、韓国・セウォンヒルズatセウォンバレーCC)、メイバンク選手権(26~29日、マレーシア・クアラルンプールG&CC)、TOTOジャパンクラシック(11月2~5日、茨城県・太平洋C美野里C)とアジアシリーズが続いた後、米国に戻って1試合を開催。来季の出場権争いはそこまで続く。その後、限られた選手だけが出場できるCMEグループツアー選手権でシーズンが終了する。
西村 優菜(にしむら・ゆな)
2000年8月4日生まれ、大阪府出身。2019年のプロテストに合格し、翌年の「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」でプロ初勝利。21年は「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」でメジャー優勝を飾るなど年間3勝をマーク。22年は国内ツアーで2勝を挙げるなど賞金ランキング2位、メルセデス・ランキング5位でシーズンを終えた。スターツ所属。
- 1
- 2
最新の記事
pick up
-
「国産カーボンフェース」がついに発売! ヤマハの新作「インプレス・ドライブスター」ドライバー、FW、UT、アイアンを試打検証<PR>
-
「高反発エリア拡大でさらなる“飛び”を実現」 ミズノの新アイアン「JPX925」<PR>
-
アマチュアが打っても激スピン! フォーティーン「FRZ」を使ってギア好きゴルファー3人がスピン勝負してみた<PR>
-
キヤノンがゴルフを変える! プロゴルファー森田理香子が実践する“撮影機能付きレーザー距離計”「PowerShot GOLF」を徹底解剖<PR>
-
【連載コラム】フィッティングとレッスンの融合で上達! フォーティーンの新サービスを人気ゴルフYouTuberが体験<PR>
ranking