ボールの高さを調整してベタピン連発! 「ゴルフ界のサラブレッド」竹田麗央が今季3度目の最終日最終組に

ヤマハレディースオープン葛城3日目、前日中止となった第2ラウンドが行われ竹田麗央(たけだ・りお)が67をマーク。通算10アンダーまでスコアを伸ばし、単独首位に立つ。2打差の2位タイには穴井詩(あない・らら)と川岸史果(かわぎし・ふみか)。

風の影響を受けやすいショートアイアンでのショットを微調整

◆国内女子プロゴルフ<ヤマハレディースオープン葛城 3月28~31日 葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県) 6455ヤード・パー72>

 瞬間最大風速14.2メートル/秒という強風をものともせず、竹田麗央が面白いようにスコアを伸ばしていった。

 インスタートとなったこの日、17番ホールまでは2バーディー、2ボギーと一進一退のゴルフを展開していく。しかし、17番パー3でグリーン右からの30ヤードあるバンカーショットを50センチに寄せてパーセーブしてから流れが変わる。

 18番パー5から4番パー3まで自身初の5連続バーディーを奪取し、最終的に67をマークして通算10アンダーでホールアウト。単独首位で最終日に臨む。

自身初となる5連続バーディーを奪うなどスコアを伸ばし、今季3度目の最終日最終組となった竹田麗央 写真:Getty Images
自身初となる5連続バーディーを奪うなどスコアを伸ばし、今季3度目の最終日最終組となった竹田麗央 写真:Getty Images

 荒天のため中止となった前日は、天候が回復した後にコース内の練習場でショットの調整を行い、アプローチとパッティングの練習をしてからホテルへ戻った竹田。

 さすがに翌日の強風は頭になく、風を意識した練習はしなかったらしいが、対応策はしっかり身につけていたという。

「ドライバーショットでは、風が強いスイングリズムが速くなりがちなので、ゆったり振ることを意識しました」

 4つあるパー5は全て2オンできる距離だが、竹田は3つのバーディーを奪っている。ゆったりとしたリズムで振ることで飛距離だけでなく、方向性もアップ。確実に3打目をピンそばにつけていた。

 ここで1つ疑問に思うのが、アイアンショットの風対策だ。ティーショットの飛距離が出ると、当然2打目で持つクラブは自然と短くなる。実際、この日奪った7つのバーディー中4ホールでグリーンを狙うショットではウェッジを手にしている。

 ロフトが大きなクラブだとボールが高くなる。当然、風の影響も受けやすい。左右の風なら方向性が、前後の風なら距離感の調節が難しくなる。しかし、竹田はことごとく1.5メートル以内につけた。

「普通に打ったら風の影響を受けると思い、弾道がいつもより低くなるように抑えて打ちました」

 8割ぐらいの高さに抑えたという。そのぶん風の影響も小さくなるが、距離感の調整は難しくなる。竹田の場合、風には比較的強いところを見ると、普段から距離のコントロールを合わせる練習はしっかり行っているのだろう。

最終日は3度目の正直を狙いに行く

 今さらながら、竹田といえば母親がツアープロの平瀬哲子、叔母が元賞金女王の平瀬真由美だ。まさにサラブレッドといえるが、シード権を獲得したのは昨年が初めて。

 ツアーでの優勝はなく、同期ですでに4勝を挙げている櫻井心那、2勝を挙げている神谷そら、川崎春花、1勝した尾関彩美悠に遅れをとっている。

 しかし、今季は5位、5位タイ、6位と上位に食い込んでいる。メルセデス・ランキングでも7位と同期の中では1番上にいる。

 足りないのは優勝のみだが、最終日を2打差で迎える今大会は、まさに千載一遇のチャンスといえる。

「今日は風もあって、5番ホール以降は伸ばせませんでしたが、5つ伸ばせたのは自分的によかったと思います。明日は、どのような状況でも目の前の1打に集中することが大切なので、明日はそれを心がけてやりたいです」

 ドライバーの平均飛距離は255.45ヤードと現在3位。飛ばしのポテンシャルは母、叔母以上だ。

 最終日は最終組で回るが、最終組で回るのは今季3度目。過去2度と同じ過ちをするつもりはない。明日こそ、最後まで首位の座を守り抜く。

竹田麗央(たけだ・りお)

2003年4月2日生まれ、熊本県出身。2021年プロテスト合格で同期には櫻井心那、川崎春花、神谷そらなどがいる。母親はツアープロの平瀬哲子、叔母は元賞金女王の平瀬真由美という超サラブレッド家系。ヤマエグループHD所属。

【動画】圧巻! 竹田麗央の5連続バーディー 実際の映像です

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