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- 去年となんか違うぞ… よりドラマチックに改修されたカメリアヒルズの17&18番! 具体的にどう変わった?
今年で13回目を迎える国内女子ツアーの第17戦「アース・モンダミンカップ」は、2012年の第1回大会から千葉県袖ケ浦市のカメリアヒルズカントリークラブで行われている。17番と18番が大きく改修されたようなので、その内容をグリーンキーパーに聞いた。
17番は347ヤードから410ヤードに
◆国内女子プロゴルフ<アース・モンダミンカップ 6月20~23日 カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県) 6688ヤード・パー72>
今年で13回目を迎える国内女子ツアーの第17戦「アース・モンダミンカップ」は、2012年の第1回大会から千葉県袖ケ浦市のカメリアヒルズカントリークラブで行われている。
開幕2日前の指定練習日は朝から大雨が降り続き、15時4分には大雨警報が発表された。フェアウェイやグリーンにも所々に水たまりができたため、コースを回る選手の姿は見られなかった。同日の夜遅くに雨は上がる予報だが、木曜日の競技当日には何らかの影響はあるのか。
グリーンキーパーの廣部裕一郎さんに質問すると「あす一日晴れたとしても、水ははけて渇きますが、初日(20日)までは影響が出ると思います」と長年の経験に基づく予測をしてくれた。
グリーンはトーナメント開幕に合わせ12.5フィートほどのスピードに仕上げているといい、雨の降った状態のこの日(18日)の朝でも10.5~11フィートが出ていた。昨年は「23」程度だったというコンパクション(山中式)は、今年は「24」とさらに硬くなったという。
だた、水分を多く含んだせいで「20日の朝にはグリーンの芝に元気が出る」。つまり、早朝に芝を刈っても芝が速く伸びるので、午後にかけてスピードが徐々に落ちてくることが予想されるとのこと。
また屈指の難コースは、毎年のように規模は大小さまざまだがコース改修を行い選手を翻弄する。実は今年も大掛かりな改修が施されたのだ。
まず、17番(パー4)のレイアウトが大胆に変わった。「右の森を切り開いたので、風の影響をもろに受けるようになった。視覚的にかかるプレッシャーが大きくなったと思います」と説明する。また、ティーイングエリアを大きく下げたことで前年の347ヤードから410ヤードに53ヤード距離が伸びた。さらにティーイングエリアの位置の関係でやや左ドッグレッグになった感じがする。昨年までとはマネジメントや持つ番手が全く変わってくるはずだ。
18番(パー5/517ヤード)のグリーンに至っては前年大会終了後に、一度取り壊し丸っきり生まれ変わった。「面積はほとんど変わらないですが、横長だったグリーンが縦長になりました。奥側の面をスタンド方向に傾斜させている」という。手前半分は受けているように見えるが半分から奥の面が進行方向に向かって傾斜しており、さらにその先にこぼれたボールが集まるコレクションエリアが設置されている。
角度をつけて上から落としていかないと奥にこぼれる設計だ。これによりピン位置によっては2オンを狙うのかレイアップをするのか、その選択がシビアになってくることが予想される。いずれにせよ、この17番と18番の大改修が、優勝争いをよりドラマチックに演出してくれそうだ。とくに週末、18番のピン位置と最前線で一打を競い合うプロの攻め方に注目だ。
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