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- パリから横浜へと大忙し! 「横浜ミナトチャンピオンシップ」アンバサダー・丸山茂樹に聞いた「パリ五輪の展望」
昨年に引き続き「横浜ミナトチャンピオンシップ」(8月8~11日、神奈川県・横浜カントリークラブ)の大会アンバサダーに就任した丸山茂樹。今年はパリ五輪の開催期間中に本戦を迎えるため、どう対処するのかと思いきや、男子の競技終了直後に帰国。そのまま横浜入りするハードスケジュールをこなすとのこと。どちらも選手のモチベーションアップにひと役買うつもりだ。
国内初のショートパンツ着用OK
国内ツアー10勝、PGAツアー3勝の丸山茂樹が、今年も横浜ミナトチャンピオンシップ(8月8~11日、神奈川県・横浜カントリークラブ)の大会アンバサダーを務める。昨年の同大会は、中島啓太が蝉川泰果との激戦を制してツアー3勝目を飾ったが、丸山によれば今年も熱い戦いが予想されるという。
「ロングアイアンとショートアイアンのコントロールに長けている選手に優勝のチャンスがあると思います。実際、昨年優勝争いをした2人もショット能力が非常に高いですからね」
開催コースのグリーンはアンジュレーションが大きく、アイアンショットにはスピン量だけでなく、距離のコントロールも要求されるという。男子プロの実力を十分発揮できるようなセッティングのため、見ごたえのある戦いを期待できる。
なお、同大会は賞金総額が昨年の1億円から1億2000万円にアップ。それに伴い、優勝賞金も2400万円となった。さらに、国内男子ツアーでは初の試みとなるショートパンツの着用も認められている。熱中症対策が狙いだが、コースセッティングを担当する細川和彦によれば、「1ストロークは変わる」とのこと。どちらにしろ、選手にとって朗報なのは間違いない。
また、今年も同大会の月曜日には「丸山茂樹ジュニアファンデーションゴルフ大会」を開催する。長いラフや高速グリーンなど本戦と同じセッティングを経験することで、参加選手のスキルアップを期待するのが目的だ。
ところで、丸山といえば、パリ五輪ゴルフ日本代表監督を務める。男子が8月1日から4日、女子が8月7日~10日の日程だが、今大会との兼ね合いはどうするのだろうか。
「現地には7月28日ぐらいに入って、男子の試合が終わると同時に帰国します。女子は服部道子コーチの方がよく理解していますしね」。
ハードスケジュールになるが、パリ五輪と横浜ミナトチャンピオンシップの両方で盛り上げ役として全力を尽くすつもりだ。
男女4人にメダル獲得のチャンスはある
その丸山が、日本代表監督として、パリ五輪の展望を語った。今回、出場権を得たのは、男子が松山英樹と中島、女子が笹生優花と山下美夢有だが、「男女とも出場する4選手にはメダル獲得の可能性は十分あると思います」と、期待を込める。
もちろん、メダル獲得への道は容易ではない。特に男子は、世界ランキングの上位選手が軒並み出場するだけに相当厳しい戦いになると予想する。それでもチャンスはあると丸山は読む。
「現地に行ってみないと分かりませんが、もしも厳しいコースセッティングで、我慢を強いられる戦いになれば分かりませんよ」
今年の全米オープンは難コースのパインハーストリゾート&CCパインハーストNo.2で開催されたが、そこで6位に入ったように松山の場合は我慢大会になれば上位を外さないタイプだけに期待が高まるというわけだ。
中島にしても今季は欧州ツアーで1勝を挙げ、賞金ランキングで20位に入る好調さを見せているだけに、十分戦えると予想する。
一方、女子に関しては、男子よりもメダル獲得の可能性は高いという。「今年のメジャーで上位に入った2人だし、自分たちがしっかりやればあの位置にいれることを確信していると思います。あとはコースとの相性次第でしょう」。
選手に対して何かアドバイスするつもりはないが、聞かれたことには完ぺきに答えられる準備はしておくとのこと。パリ五輪に横浜ミナトチャンピオンシップと、丸山にとって今年は“熱い”夏になりそうだ。
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