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- 「今でも覚えている」 松山英樹は東京の雪辱を期す戦いに 中島啓太は柔道・阿部一二三の勇姿に心打たれる
8月1日から4日間の日程で開催される「パリ五輪」の男子ゴルフ。開幕に先駆けて、日本代表として出場する松山英樹(まつやま・ひでき)と中島啓太(なかじま・けいた)が公式会見に出席した。
松山英樹「またこの場所に戻って来られてうれしい」
◆パリ五輪
ゴルフ(男子) 8月1~4日 ル・ゴルフ・ナショナル(フランス) 7174ヤード・パー71
7月26日にフランス・パリで開幕した第33回オリンピック競技大会。
男子のゴルフ競技は8月1日から4日間の日程で開催され、日本代表の松山英樹と中島啓太が現地で公式会見に臨んだ。
前回大会21年の東京五輪ではプレーオフで敗退し、4位と惜しくもメダルに届かなかった松山。
「メダルを取れなかった悔しさは今でも覚えている」と振り返ったが、リベンジを期す今大会に向けて「またこの場所に戻って来られてうれしい。3年前以上の結果を必ず出せるように」と力強く意気込む。
66位タイで終えた前週の「全英オープン」後はロンドンに滞在。体の回復とコンディション調整に時間を充てて「今の状態はすごくいい。楽しみな1週間になる」と自信をのぞかせた。
「グリーンジャケットはゴルフをしている人なら全員が知っているけど、逆にゴルフを知らない人は分からない。日本国民に対しては金メダルのほうが価値が大きいと思う」
マスターズ覇者として挑んだ東京五輪では悔しい結果に終わったものの、パリの舞台では吉報を届けたい。
中島啓太「もう一度このユニホームを着て試合をしたいと思っていた」
一方、五輪初出場となる中島は「2015年から8年間、ナショナルチームで日本代表のユニホームを着用させてもらった。その後プロ転向して、もう一度このユニホームを着て試合をしたいと思っていた」と代表選出の喜びを口にする。
昨年は日本ツアーで賞金王に輝き、今年から主戦場を欧州ツアーに。3月に行われた「ヒーローインディアンオープン」で同ツアー初優勝も達成し、世界ランキングも大きく上昇。松山とともに代表入りを決めた。
会見前日の28日には、柔道の男子66キロ級で同じ日体大出身の阿部一二三選手が金メダルを獲得し「(妹の)阿部詩選手は残念ながら2回戦で負けてしまったんですけど、それをきょうだいの力でお兄ちゃんが金メダルを取ったところは感動しました」と刺激を受けた様子。
東京五輪開催時は、まだアマチュアだった中島。「当時はパリ五輪に出場することなど考えてもいませんでしたが、東京五輪からここまでの3年間、あらゆる準備をしてきたことが日本代表として出場することにつながったと思います」と振り返るように、進化した自身の姿をパリの地で見せたいところだ。
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