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- あの今平周吾が雄叫び!? ドライバーは4日間で6回のみ FWキープ徹底し7季連続V「切らしたくない気持ちあった」
首位と1打差の3位タイからスタートした今平周吾(いまひら・しゅうご)が、5バーディー、3ボギーの「68」でプレー。通算4アンダーで逆転し優勝した。
「緊張感はあったが思いのほか感じずにできた」
◆国内男子プロゴルフ メジャー第3戦
日本オープンゴルフ選手権 10月10~13日 東京ゴルフ倶楽部(埼玉県) 7251ヤード・パー70
「アンダーパーで回れたらいいかな。それでそれ以上の人がいたら仕方ない」。そんな気持ちで1番のティーイングエリアに立った。最終組の1組前から1打差を追いかける状況にも「緊張感はあったが思いのほか感じずにできた」。3位タイからスタートした今平周吾が、5バーディー、3ボギーの「68」でプレー。通算4アンダーで逆転し優勝した。

ティーショットの落下地点は狭く絞られ、両サイドには15~20センチに伸びたラフが待ち受けるモンスターコース。さらに、決勝ラウンドに入るとピンポジションも厳しくなった。「フェアウェイキープに徹したのが勝因かと思います」と、ドライバーは4日間で6回しか握らなかった。
3番で4メートルを決められずボギーを先行したが、4番パー3で1メートルにつけてバウンスバックした。5番パー5でも130ヤードの3打目を3メートルにつけて連続バーディーとしリズムに乗っていった。8番パー3で3メートルのスライスラインを沈め、優勝スコアの4アンダーまで伸ばした。
後半は一進一退の攻防。11番ではティーショットをラフに入れ、2打目は出すだけとなりボギー。14番で8メートルを沈めて取り返し、16番は2打目をバンカーに入れ、3打目を1.5メートルに寄せたが決めきれずボギー。圧巻は最終18番。20メートルのバーディーパットを沈めて見せた。
23年11月「VISA太平洋マスターズ」以来となる、節目のツアー通算10勝目を自身初のメジャータイトルで飾った。ツアー史上34人目となる10勝以上の達成者となり「自分の中で日本オープンのタイトルを獲れたというのは今後の自信になる」と胸を張った。
17年のツアー初優勝から6シーズン連続で優勝をしており「それは切らしたくないという気持ちはあった」。かつ「日本オープンは優勝したい大会」。さらには第1回大会から出場を続ける米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」の出場権もかかっており、モチベーションは十分だった。それは、珍しく雄叫びを上げながら力強いガッツポーズを見せた、18番グリーン上の姿が物語っていた。
今季の前半戦は思うようなゴルフが出来ず苦しい時期もあった。後半戦に入ると「自分の中でこうした方がいいんじゃないか」という気付きがあったといい、トレーニングや食事、体を見直した。以前は飛距離を伸ばすために増量に励んだこともあったが、「体重を増やすと動きづらい時もあり、アプローチやショットも乱れた」とマッチしなかった。やがて「自分の(体の)サイズの中でどれだけポテンシャルを出せるか」と考えるようになっていった。
2018年と19年には賞金王にもなっている実力者。「賞金王は年間を通して一番安定した人がなるものなのでそこまで意識していない。ただ、一年間安定したゴルフができるようなプレーヤーになりたい」と思い描く姿がある。「最大の目標」とする米ツアーへの気持ちもある。「またどんどん自分自身も大きくなっていきたい」。32歳の挑戦はまだまだ続く。
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