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2025年からPGAツアーはシード100人、出場枠120人に“縮小”!? 一方で有望アマチュアの登竜門を拡充する狙いとは?
PGAツアーはレギュラーシーズンとポストシーズンが終了し、生き残りを懸けた選手たちがしのぎを削るフェデックスカップ・フォールが進行中だ。そんななか、来季からPGAツアーのシード枠、各大会の出場枠が縮小される見込みだという報道がされている。
プロゴルフ界の米国至上主義は変わっていくか
こうした変化の中で、チャンスを生かしている日本人選手もいる。
久常涼は昨年のDPワールドツアーのトップ10に食い込んで、今年のPGAツアーに出場。フェデックスカップ・ランキング125位以内に留まって来季のシード権を確保した。

大西魁斗は昨年のコーン・フェリーツアーをランキング100位以内で終え、今季は条件付きシードのステイタスで同ツアーに挑んでいたが、6月のUNCヘルス選手権で優勝するなど好成績を上げ、最終ランキング25位となって、トップ30に与えられる25年PGAツアーのフル出場資格を獲得した。
グローバル・アマチュア・パスウェイは今年6月に創設されたばかりのせいか、まだ広く知られてはいない様子だが、新たなシステムや制度に関する情報に常にアンテナを張っている世界のトップレベルのアマチュア選手たちは、「チャンスあらば」と飛びついている。
10月上旬に太平洋クラブ御殿場コース(静岡県)で開催されたアジアパシフィックアマチュア選手権で優勝した中国のディン・ウェンイーは、初年度となった今年のグローバル・アマチュア・パスウェイ・ランキングで1位になり、間もなくプロ転向して、来季はDPワールドツアーを転戦する予定だという。
昨年の日本アマ覇者で早稲田大学3年生の中野麟太朗は、今季のグローバル・アマチュア・パスウェイ・ランキングは13位。これからも世界へ羽ばたくためのチャンスを虎視眈々と狙っていくことだろう。
ただ、ちょっと気になるのは、米国のカレッジゴルファーが大学を終えた後、あるいは大学から離れた後に、このグローバル・アマチュア・パスウェイに参加することが可能とされている点である。
グローバル・アマチュア・パスウェイは、世界のアマチュア向けに創設されたはずなのに、あたかもPGAツアー・ユニバーシティーで上位に入りそこなった「元NCAA組」の受け皿や敗者復活の場になりかねない仕組みであることには少々首を傾げたくなるのだが、その点を除けば、アマチュア選手がプロキャリアへと移行するための道筋は増えつつあると言っていい。プロ選手が下から上へと昇る道も増えつつあることは間違いない。
米国中心のプロゴルフ界には、まだまだ米国至上主義的な面は見られるものの、さまざまな道が開けつつあることで、PGAツアーのグローバル化が進んでいることも事実だ。
ちなみに、来季のPGAツアー出場資格を獲得した今年のコーン・フェリーツアーのトップ30の国籍は、米国、オーストラリア、チリ、ドイツ、日本、ノルウェー、南アフリカ、スウェーデンの8カ国だった。
リブゴルフにスター選手を奪われたことも手伝って、PGAツアーは多彩化、多様化、そしてグローバル化を図り、優れたゴルファーを招き入れるために、これまで以上に力を入れ始めたと言えるのではないだろうか。
文・舩越園子
ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学客員教授。東京都出身。百貨店、広告代理店に勤務後、1989年にフリーライターとして独立。1993年に渡米。在米ゴルフジャーナリストとして25年間、現地で取材を続け、日本の数多くのメディアから記事やコラムを発信し続けてきた。2019年から拠点を日本へ移し、執筆活動のほか、講演やTV・ラジオにも活躍の場を広げている。
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