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桑木志帆は“年間レース”上位陣の米ツアー参戦で小祝さくらに次ぐ2番手に!? 「来年は自分が引っ張っていきたい」
国内女子ツアー最終戦の最終ラウンドが終了した。桑木志帆(くわき・しほ)が完全Vでメジャー初制覇を遂げた。
JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 最終日
◆国内女子プロゴルフ 最終戦
JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 11月21~24日 宮崎カントリークラブ(宮崎県) 6497ヤード・パー72
後続に3打差をつけ、通算12アンダーの単独首位から出た桑木志帆が、3バーディー、3ボギーの「72」でプレー。通算12アンダーのまま逃げ切った。初日から首位を守り切る完全優勝で、8月「ニトリレディス」以来のツアー3勝目を、メジャー初制覇で遂げた。
「初めて完全優勝できたのですごくうれしかったですし、2日目ぐらいから絶対首位を守ってやるぞという気持ちでやりました」と強い意志を持って戦い抜いた。
3日目と最終日は竹田麗央との2サムで回った。「飛距離がすごいなと思いました。同じフェードヒッターで、(左ドッグレッグで)左の木が気になるのにその上を行くっていう感じが規格外で、すごいなと思いました」と、年間女王のプレーを称賛した。
「麗央ちゃんはそんなに調子が良くない中だったんですけど、それでも勝てたことはすごい価値があると思います」と、今季8勝の猛者に勝利したことを素直に喜んだ。
今回の国内メジャー制覇により複数年シードを得た。さらに、今大会前の時点で75位だった世界ランキング(ロレックス・ランキング)も上がる。そうなると「全米女子オープン」など、出場資格はそれぞれ異なるが、5つある米メジャー大会への道も開けてくる。
米ツアーへの意欲を問われると「ロレックス・ランキングを上げて海外メジャーに出られるようにがんばって、そこでどんなものか、(海外が)自分に合わなければ、それまでだと思いますけど、行ってみて考えたい」と、いったんは国内ツアーに専念し、スポットで出られる試合には参戦する意向だ。
来シーズンはメルセデス・ランキング1位の竹田麗央が米ツアーに参戦することが決まっており、同2位の山下美夢有、同3位の岩井明愛、同5位の岩井千怜らは、同ツアーの出場権をかけた最終予選会(12月)にエントリーしている。
同6位の桑木にとっては、自分よりも上位の選手(同4位の小祝さくら以外)がごっそり不在となる可能性もあるが、「今季3勝もできましたし、来年は自分が(国内ツアーを)引っ張っていきたいと思いますが、1年で調子が変ってしまうこともあり得ると思うので、また新しい1年と思い、前年の自分とは比較しないようにしていきたいと思います」と冷静に来シーズンを見据えた。
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