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次回から女子が一番後ろから打つ!? JGTO会長から仰天発言が飛び出すほどの強さでJLPGAが連覇【3ツアー対抗戦】
国内の男子(JGTO)、女子(JLPGA)、シニアツアー(PGA)による対抗戦「Hitachi 3Tours Championship」が8日、千葉県の京葉CCでカントリー倶楽部で行われ、今年も女子ツアー(JLPGA)が後半に自力の強さを見せつけて通算21ポイントで連覇を達成した。
「最高です! 女の底力を見ていただけて」
◆国内3ツアー対抗戦
Hitachi 3Tours Championship 12月8日 京葉カントリー倶楽部(千葉県) 9ホール・パー37・3730ヤード(JGTO) 3502ヤード(PGA) 3252ヤード(JLPGA)
いくら大詰めでの悔しい敗戦だったとはいえ、来年から女子とティーイングエリアを交換しようだなんて……。「フーテンの寅さん」がいたとしたら諸星裕JGTO会長に「モロさん、それを言っちゃあ、おしまいだよ」とつぶやいたに違いない。
国内の男子(JGTO)、女子(JLPGA)、シニアツアー(PGA)による対抗戦「Hitachi 3Tours Championship」が8日、千葉県の京葉CCでカントリー倶楽部で行われ、今年も女子ツアー(JLPGA)が後半に自力の強さを見せつけて通算21ポイントで連覇を達成。通算勝利数はJGTOが8勝、JLPGAが8勝、PGAが3勝となった。
晩秋のやわらかい木漏れ日が差し込む日曜日。コースに詰めかけた2613人のギャラリーが目にしたのは、今のツアーの勢いをそのまま表す女子ツアーの強さ。
各ツアーから6人が出場。2人1組でペアをつくり、3つのグループが9ホールに設定された第1・第2ステージをストローク形式のダブルス戦で争う。フォアボール方式の第1ステージは8ポイントを獲得したPGAが首位に立ち、JGTOが7ポイントで追走。JLPGAは3ポイントで最下位と出遅れたが、1つのボールをペアが交互に打っていくオルタネート方式で行われた第2ステージで反撃を開始。JLPGAの桑木志帆&佐久間朱莉ペア、古江彩佳&河本結ペア、竹田麗央&小祝さくらペアの全ペアがグループ1位を奪い、最終ホールで逆転を決めて連覇を達成した。JGTOは結局18ポイントで2位、PGAは15ポイントで3位に終った。
「最高です! 女の底力を見ていただけて」(河本)と、歓喜の勝利宣言をあげたJLPGAに比べ、あまりに情けなかったのがJGTOの最終組。幡地隆寛&米澤蓮ペアはJLPGAと20ポイントの首位で並んでいた最終ホールで自滅。勝負の第2打を幡地が重圧から右のサブグリーン奥のバンカーへ大きくプッシュアウト。チーム最年少ながらキャプテンを務めた米澤がここからの第3打を、ホームランしてグリーン左のバンカーまでオーバー。自滅の形でJLPGAに連覇をプレゼントする格好となった。
これには諸星JGTO会長も大ショック。表彰式のスピーチでは「過去5大会で女子が4勝。由々しき事態です。今度は明神(正嗣)PGA会長と2人で決託しまして、ティーグラウンドをひっくり返そうと。女性に一番後ろから打ってもらったら、ちょうど良くなるんじゃないかと思うくらい、本当に素晴らしいプレーをみんなが見せてくれましたよね」と、半ばヤケッパチのトンデモ発言を交えつつ、女子ツアーの健闘を称えた。
それでもこの大会が年に1度、3つのツアーが一堂に会する貴重な機会であることは間違いない。女子プロたちがシニア、レギュラーの男子プロたちから吸収したものが多かったことは、ホール後の証言からも明らかだ。
「男子プロは飛距離やリカバリーショット、グリーンまわりのアプローチのテクニックなど、すべてが勉強になることばかり」(佐久間)「迫力がすごいし、ショートゲームがとにかくお上手。ショットでボールを曲げても、リカバリーがすごい。勉強になりました」(桑木)と目を輝かせて振り返った。
小林浩美JLPGA会長も交え、プロの競技団体のトップを務める3人が意見交換をする時間もあった。
「日本のゴルフ界を私ども3つの団体で一生懸命引っ張って、日本のゴルフをプロだけではなく学生、アマチュア、ジュニアのゴルフを育てていく」と、諸星会長が締めくくりの言葉で約束したテーマをしっかりと実現に近づけてほしい。
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