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- 好調だった韓国女子ツアーも「メジャー消滅」など3増4減と成長に陰り!? 日本女子ツアーとの差は再び広がった?
2020年以降、毎年ツアーの賞金総額が増え続け、成長してきた韓国女子ツアー。2025年シーズンの日程が発表されたが、昨年よりも1試合(3増4減)少ない全30試合となった。
韓国ツアーは4試合減も新設大会が3試合
韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)は20日、2025年シーズンのツアー日程を発表した。今季は30試合で、賞金総額は約325億ウォン(35億円)になる予定だ。昨季と比べて1試合減、賞金額は約7億ウォン(7500万円)の減額予定だが、試合数に関しては当初予定していたより減少は抑えられ、なんとか試合数を確保した形だ。
賞金総額が現時点で“予定”と確定していないのは、30試合の中でメインスポンサーや賞金額が決まっていない大会があるから。

試合数に関しては、昨年開催された大会からメジャーを含む4試合が消滅(「ハンファクラシック」、「SKテレコム・SKシールダスチャンピオンシップ」、「ハナ金融グループシンガポール女子オープン」、「キョチョンレディースオープン」)したが、新設大会が3つ(「iM金融オープン」、「トクシンEPCチャンピオンシップ」、「オーロラワールドチャンピオンシップ」)に増えたことは朗報だ。
ただ、昨年に発表されていたメジャーの「ハンファクラシック」開催中止で、2017年から続いた“5大メジャー”は、今年から“4大メジャー”となる。ツアー規模が縮小しているイメージは拭えないが、それでも30試合の開催は、日本ツアーに及ばないとはいえ、選手たちの職場は十分に確保されたと言っていいだろう。
ちなみにKLPGAツアーの賞金総額が減ったのは、2020年以来5年ぶりのこと。それでもKLPGA側は前向きで「国内で開催される大会は29試合で維持され、昨季21試合だった10億ウォン(約1億円)以上の大会が、26試合(ツアー全体の約87%)に増えたことで、平均賞金額は約10億7000万ウォン(1億1500万円)だった24年シーズンよりも約1000万ウォン(100万円)が増えた」と説明している。
その他の試合も賞金額を増やしており、「最終的な30試合の賞金総額は、昨年の332億ウォン(約35億8000万円)と同じくらいか、それ以上になると予想している」とのことだ。
KLPGAツアーの開幕戦「ブルーキャニオンレディスチャンピオンシップ」は3月13日から4日間、タイのブルーキャニオン・カントリークラブで開催される。
ちなみに2025年の日本ツアーは37試合の開催で、賞金総額は44億3500万円。韓国ツアーに比べて8試合多く、賞金額も10億円ほど多い。とはいえ、韓国ツアーが稼げない場所なとかといえばそうでもなく、昨年同ツアーでは年間獲得賞金の1億円超えが初めて4人誕生した。今季も試合数や賞金額が減ったとはいえ、韓国ツアー人気が衰えることはなさそうだ。
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