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- 日本勢が10人以上となった米女子ツアーが今夜開幕! エリートフィールドの初戦には古江彩佳、笹生優花、竹田麗央が出場
2025年の米女子ツアー開幕戦「ヒルトングランドバケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」が現地時間の1月30日に開幕。日本勢は古江彩佳(ふるえ・あやか)、笹生優花(さそう・ゆうか)、竹田麗央(たけだ・りお)の3選手が出場する。
過去2年間の優勝者のみが出場を許される大会
◆米国女子プロゴルフ
ヒルトングランドバケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ 1月30日~2月2日 レイクノナG&CC(フロリダ州) 6624ヤード・パー72
米女子ツアーがいよいよ開幕する。
現地時間30日にフロリダ州レイクノナG&CCで始まる「ヒルトングランドバケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」は、過去2年間の優勝者のみが出場を許され、プロアマ形式でプレーする72ホール。日本勢は昨年「アムンディ・エビアン選手権」でメジャー初優勝を飾った古江彩佳、全米女子オープンで2回目の優勝を果たした笹生優花、日本開催の「TOTOジャパンクラシック」で優勝してQTを経ることなく米ツアーに挑む竹田麗央の3人が出場し、スタートダッシュを狙う。

すでに米ツアーに根付いているメジャーウイナー2人の実力は言うまでもないが、注目はルーキーの竹田だ。昨年、地元・熊本開催の「KKT杯バンテリンレディス」で初優勝を飾ると、そのまま8勝。うち2勝は「ソニー日本女子プロ選手権」「日本女子オープン」の公式戦だった。米QT受験も決意していたが、TOTOで勝ったことで出場権を獲得すると同時に今大会の出場も決めている。メジャーも4試合に出場して予選落ちはわずか1試合だけ。全米女子オープンでは9位と力を発揮している。山下美夢有の3年連続女王を阻んで初の年間女王に輝いたシーズンを終えてからわずか2か月で、ルーキーとして新しいシーズンに臨む。
日本では大きな武器になった飛距離が、米ツアーでどれだけアドバンテージになるのか。ハードな移動などの環境の変化にどれだけ対応できるのか。年末、熊本で行った取材会で掲げた目標は「メジャーで優勝したい」という大きなもの。もちろん「そのためにはもっとうまくならないといけない」と自分を見つめてもいる。
「(日本で)10勝くらいしてからと思っていたので、もう少し先かなと思っていた」という米ツアー挑戦が、日本で一気に花開いたことで前倒しになったことがどう出るか。「99点でした」と振り返った2024年を超えるプレーに期待が集まる。
メジャーに勝っただけでなく、実力の証である平均ストロークNo.1であるベアトロフィーのタイトルも手にした古江には、不安材料はあまり見つからない。米ツアー参戦4年目。プレーの安定度だけでなく、気持ちの波も少なく、成績も年間通して安定している。今年もベアトロフィーの有力候補なのは間違いない。
22試合に出場してトップ10入りは3回しかないのに、そのうち1回が「全米女子オープン」優勝という笹生も面白い。
子供のころからのしっかりした体作りをベースにした飛距離は、試合では通常抑え気味。だが、ここ一番にはしっかりと飛ばしてみせる底力は、米ツアーでも警戒されるほど。粗削りだが、やはりツアーの顔として今年も目が離せない存在だ。
24年、この大会で優勝してシーズンを始めたリディア・コ(ニュージーランド)は、パリ五輪で念願の金メダルを獲得。「AIG(全英)女子オープン」優勝も飾るなど最高のシーズンを送っており、今年もやる気満々。LPGA殿堂入りも果たしており、強さと自信に磨きがかかっているはずだ。
昨季の年間女王、ジーノ・ティティクル(タイ)は出場しないが、昨季7勝のネリー・コルダ(米)らを筆頭に32人の実力者が集結する予選落ちなしの4日間。24年の米女子ツアーは初戦から熱い。
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