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【米女子ツアー】日本勢が2週連続の2位! 古江彩佳「FWキープ100%」のラウンドで ほか日本選手の最終成績は?
米女子ツアー第4戦「HSBC女子世界選手権」最終日(現地時間2日)、古江彩佳(ふるえ・あやか)が4つスコアを伸ばして通算9アンダー2位タイで大会を終えた。
上位狙った山下美夢有はスコアを2つ落とす
◆米国女子プロゴルフ
HSBC女子世界選手権 2月27日~3月2日 セントーサGCタンジョンC(シンガポール) 6779ヤード・パー72
古江彩佳が、昨季平均ストロークNo.1のベアトロフィーを獲得した本領を発揮。しぶとく2位タイに入った。
米女子ツアー第4戦「HSBC女子世界選手権」最終日(現地時間2日)、古江は通算5アンダー7位タイから10アンダー単独首位のリディア・コ(ニュージーランド)を追走。最終組の3つ前で確実に4つスコアを伸ばして通算9アンダー。通算13アンダーで優勝したコには届かなかったものの、ジーノ・ティティクル(タイ)とともに2位タイに食い込んだ。
他の日本勢は、西郷真央が通算5アンダー11位タイ、畑岡奈紗が通算4アンダー14位タイ、竹田麗央、山下美夢有が通算2アンダー21位タイ、渋野日向子が通算6オーバー45位タイ、笹生優花の欠場で急きょ出場した西村優菜は通算19オーバー62位タイで大会を終えている。

古江の笑顔が弾ける。「ホントにリズムよく、最後まで集中できました。ピンポジションも難しいホールが多い中で、うまくラウンドできたなと思います」。5番まではスコアカード通りのプレーとなったが、6番でセカンドを1メートル強のチャンスにつけて最初のバーディーを奪う。パー5の8番でも2メートル弱を決め、いいムードのままバックナインに入った。
圧巻は13番バーディーの後のパー3の15番だ。グリーン右奥のカラーからパターを持つと、右に大きく切れる約8メートルを沈めて4つ目のバーディー。続く16番パー5もバーディーで、10アンダーまでスコアを伸ばした。17番でこの日唯一のボギーを叩いたが、それでも通算9アンダー2位タイ。フェアウェイキープ率100%、パーオン率77.7%、28パットと、古江らしい安定したプレーをしっかりと貫いた。
難易度の高い10番、11番、12番をパーで切り抜け「そこがキーポイントでした。耐えながらできたから」と誇らしげに口にする。
反省も忘れない。「4日間、後半崩れることが多かった。悔しい分、今後学習できたら」。昨年のメジャー「アムンディ・エビアン選手権」以来となる3勝目に向けて気合を入れ直した。
対照的に、通算4アンダー12位タイから古江と同じ組でプレーした山下は苦しい1日となった。「ショットが左右に曲がって、決めたいバーディーパットも決めきれず、内容的にはよくなかったです」。そう振り返った通り、2バーディー、4ボギーとスコアを落とした。「狙った方向を狙えず、縦距離も合っていない4日間でした」と、唇を噛む。しかし、ここでくじけないのが山下だ。「また立て直して来週頑張ります」と、次を見据えていた。
竹田はパットに苦しんだ。「今日は3パットをホントにたくさんしてしまったので、練習します」と苦笑する35パット。1つスコアを落として通算2アンダー、山下と同じ21位タイに終わった。
アジアシリーズは次週の第3戦「ブルーベイLPGA」(6~9日、中国・ジャンレイク ブルーベイGC)までで、その後は2週空いて米本土に戻るスケジュール。アジアには出場しない強豪選手もいる中で、どれだけチャンスをつかめるか。前週の岩井明愛、今週の古江と日本勢は2週連続2位に入っているが、シーズン序盤のここで弾みをつけ、米本土での戦いに挑みたい。
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