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クロスハンド挑戦も不調のパッティングは改善せず… 久々の国内ツアー参戦の竹田麗央は暫定50位タイと出遅れ
昨年の年間女王・竹田麗央(たけだ・りお)が久々に国内女子ツアーに参戦。しかし、3バーディー3ボギーでスコアを伸ばせず、暫定50位タイで初日を終えた。
ぶっつけ本番のクロスハンドも不発
◆国内女子プロゴルフ 第5戦
富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 4月11~13日 石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県) 6585ヤード・パー72
大ギャラリーを引き連れて、久々の日本ツアー出場を果たした竹田麗央。今季は米ツアーに専念し「ブルーベイLPGA」で2勝目、スケジュールの合間をぬって出場した「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」だったが、初日はいいプレーができずに終わった。
1番パー5で2オンし、6メートルを2パットのバーディー発進。だが、3番パー4のボギーで振り出しに戻ってしまった。この調子で、11番まで3バーディー、3ボギー。12番グリーン上で雷雲接近のためプレーがサスペンデッドとなるまで、イーブンパーと足踏みし、初日は暫定50位タイと大きく出遅れた。

不調の原因はパッティング。優勝した「ブルーベイLPGA」は“たまたま入っただけ”で、その前からフィーリングはよくなかったという。不安を払しょくするべく、この日はクロスハンドグリップにチャレンジ。
これまで経験したことは「まったくないです」というグリップだったが、うまくいかないままだった。
「自信を持ってストロークできていないのがモロに出た。練習して頑張ります」と、2日目のプレー再開後もクロスハンドを続け、自分のものにしようとしている。
今週は、米ツアーの試合がないため国内ツアーに出ているが、試合後はすぐに米国に戻る。2週後にはメジャー初戦の「シェブロン選手権」(4月24~27日、ザ・クラブatカールトンウッズ・ジャックニクラウスシグネチャーC)も控えている。
2024年に優勝して今季の米ツアー出場権を獲得した「TOTOジャパンクラシック」は日本開催、2勝目の「ブルーベイLPGA」は中国開催。米国本土での優勝が待たれる中、まずは自信を持ったパッティングストロークを取り戻したい。
メジャー前哨戦「JMイーグルLA選手権」(4月17~20日、エルカバレロCC)、そしてメジャーの大舞台に向けて、竹田の試行錯誤は続く。
一方で、久々の日本ツアーならではの楽しいこともあった。この日は仲のいい先輩、小祝さくらと同じ組でプレー。
「試合で回るのは久しぶりだったけど、すごくいいプレーをされていたので『さすがだな』と思いました」と話す間も笑みがこぼれる。同時に、昨年女王としての責任感も感じている。
「すごいギャラリーの方がついてきてくださったり、スタートホールから声援もすごくいただけたりしたので、いいプレーをしたかったけれどできなかった。明日からまた頑張ります」と、前を向いた。
米ツアーですでに実力を見せている竹田が、日本のファンの前でプレーする数少ない機会。2日目以降、調子が上向けばファンが喜ぶのは間違いない。
竹田 麗央(たけだ・りお)
2003年生まれ、熊本県出身。母は女子プロの平瀬哲子、おばは1993年、1994年に賞金女王を獲得した平瀬真由美。昨シーズンはプロ初優勝を含む年間8勝を挙げて年間女王を獲得。昨シーズンの日米共催「TOTOジャパンクラシック」制覇で権利を獲得し、今シーズンから米女子ツアーを主戦場に。5試合目の「ブルーベイLPGA」で後続に6打差をつけて今季初勝利、米ツアー2勝目を飾った。国内ツアー通算8勝。ヤマエグループHD所属。
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