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- 「コースの罠にはまっちゃた…」 注目ルーキー吉田鈴の初メジャーは“ほろ苦”7オーバー予選落ち
国内メジャー「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」2日目、6オーバーからスタートしたルーキー・吉田鈴(よしだ・りん)は2バーディー、3ボギーの「73」、通算7オーバー84位タイで予選落ちを喫した。
「グリーンのスピードをつかめなかった」
◆国内女子プロゴルフ 第8戦&メジャー第1戦
ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 5月8~11日 茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県) 6675ヤード・パー72
「グリーンのスピードをつかめなかった」。今季の国内メジャー初戦で2日間を戦い終えたルーキー吉田鈴の表情からは悔しさがにじみ出ていた。「パー5を取れなかったのと、コースの罠にはまっちゃったなって感じはあります」。

初日は1バーディー、7ボギーの「78」で6オーバー。2日目は2バーディー、3ボギーの「73」でなんとかしのいだが、通算7オーバーでホールアウト。84位タイで予選落ちを喫した。
昨年、4度目のプロテストに合格し、QT36位で今季ツアー出場権を獲得。ルーキーとしてシーズン開幕を迎え、メジャー出場は初。開催コースの茨城ゴルフ倶楽部をラウンドするのも初めてで、メジャーの“洗礼”を浴びた。
「グリーンのスピードが最後までつかめなかったのでラインが読めない。感覚が取れないうちに終わってしまったかなという感じです」
グリーンの速さは14フィートとかなりのスピード。「傾斜はそんなに強くはないのですが、ロングパットを1メートル以内に寄せられなかった」と、最後までグリーンの攻略に手こずった形だ。
ただ、初めてのメジャー経験から学びもあった。「ラフも普段より長かったというのもありましたが、コースは本当にきれいで、天候的には条件は良かったと思います。上も伸びていますし、そう考えるとメジャーだからといって怖がる必要もなかったかなと思います」。
「自己管理をしっかりして1回は上に」
それでも、この結果だけに表情は硬かった。今季開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」では15位タイでフィニッシュしてポテンシャルの高さを見せつけたが、その後は予選落ちが2度あり、上位フィニッシュはできていない。

「最近はあまり調子が良くないなかでも、予選通過はできるようになってきました。でも、まだトップ10がないので、もう1段階レベルアップしないとシード権も取れない。ここから伸びていくか、体力(不足)で落ちていくかというのが心配なところですが、その辺は自己管理をしっかりして、1回は上に行きたい」
吉田にとっては初めて回るコースがほとんどで、アマチュア時代と違って、また別の問題が出てきているという。
「コースの下見はちゃんとしなきゃいけないし、練習ラウンドで体力を使いすぎるのも良くない。いい具合に自分のペースをつかめていないと思うので、気持ち的には焦りますけど、なんとか頑張りたい」
プロになってまだ8試合を消化したばかりだが、「ここから11連戦(笑)。もう少し気楽に、自分の好きなように、もうちょっとプレーできれば」と前を向いた。
吉田 鈴(よしだ・りん)
2004年2月21日生まれ、千葉県出身。姉・優利の影響でゴルフを始め、アマチュアでの主な戦績は21年日本女子アマ4位タイなど。22年、23年とオーガスタナショナル女子アマに出場。22年は日本勢で唯一予選を通過し、オーガスタナショナルGCでの決勝ラウンドを戦って20位の成績を残す。4回目の挑戦となった24年のプロテストで、見事合格を勝ち取った。
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