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- テニス界&バスケ界のスーパースターはゴルフも超一流!? 競技の“クセ”が色濃く表れたスイングに注目してみた
PGAツアーの解説も務めるゴルフスイングコンサルタント・吉田洋一郎氏が、ツアーの第一線で活躍する選手のプレーを独自の視点で分析。今回は元世界ランキング1位の“テニスプレーヤー”ラファエル・ナダル選手と、“NBAのスーパースター”レブロン・ジェームズ選手のゴルフスイングに注目しました。
テニスの動きを彷彿とさせるラファエル・ナダルのスイング
PGAツアーの公式Xに2024年に現役を引退したテニスプレーヤー、ラファエル・ナダル選手のゴルフスイング動画がアップされています。ナダル選手は元世界ランキング1位でグランドスラム通算22勝を誇っており、テニス史上最も輝かしい戦績を残した選手の一人です。

テニス界の頂点に君臨していたナダル選手がどんなスイングをするのか多くの人が興味を持っているようで、再生回数はなんと214万超え。実際にスイングを見ると、バックスイングはスイングプレーンに対して低い位置に上げていきます。トップへ向かうにつれて腕は体の正面から外れていき、シャフトが立った低いトップの形をつくっています。
ダウンスイングでは体を先行させてインサイド・アウト軌道でクラブヘッドを下ろしますが、手元の位置はシャフトプレーンよりも上。この状態でインパクトを迎えます。また、トップの高さとは対照的にフォローが大きいのも特徴です。
テニスプレーヤーらしさを一番感じたのはフェースの向き。バックスイングからトップ、ダウンスイングと常にフェースをシャットに使っているのです。映像で確認しやすいのはハーフウェイダウンの手首の形。左手を掌屈(しょうくつ)して使っているのが分かるかと思います。
テニスはゴルフのように遠くへ飛ばすのではなく、ネットの向こうの限られたスペースにボールを打ち込むスポーツ。そのため“面”をシャットに使って球を抑える感覚が体に染み込んでいるのでしょう。
そして、トップの位置が低くフォローが大きいのもテニスの動きを彷彿とさせます。テニスはゴルフのように大きく振り被る動きが少ないため、ゴルフのスイングではコンパクトなトップになっているのだと考えられるでしょう。
「テニス経験者はゴルフが上手」といわれることがありますが、私がレッスンをしてきた経験上、テニスをしてきた人は低いフックボールが持ち球でチーピンに悩んでいる人が多いように感じます。
これは、ナダル選手のようにフェースをシャットに使っていることが大きな要因。“面”を管理する感覚は優れているため、シャットにしすぎずにスイングするイメージを持つと左のミスが減り、球が高くなって飛距離も伸びていくでしょう。
右手をフリップして使うレブロン・ジェームズ
また、PGAツアーの公式XにはNBAのスーパースター、レブロン・ジェームズ選手のゴルフスイングも公開されています。
スイングを見てみると、右手をフリップして使うのが「いかにもバスケ選手」らしいですね。フリップとは手首を過度に使ってフェースを返す動作のこと。フィニッシュで右手の平が自分を向くくらいまで手首を使っています。これはシュートの際の右手首の使い方に起因しているのではないでしょうか。
さらに、インパクトからフォローにかけて左ヒジが引けているのは、右手の強さが原因です。“左手は添えるだけ”でなく、リードアームとして左手を使う点はゴルフとバスケの大きな違いといえるかもしれません。
ただ、ダウンスイングで体を沈み込ませたり、足から体、腕、クラブへと運動連鎖させてスイングしている点は、さすがその道を極めたトップアスリートという印象を受けました。
ジェームズ選手のように右手をフリップしたり、右手主体でスイングしてしまうバスケ経験者は、右サイドに頼らずに左サイドを使って振るフィーリングを入れると、スイングのクオリティーがどんどん上がっていくはずです。ぜひ参考にしてください。
ラファエル・ナダル
1986年生まれ、スペイン出身のテニスプレーヤー。15歳でプロ入りし、19歳の時に「全仏オープン」でグランドスラム(四大大会)初勝利を飾った。2024年の引退までに「全仏オープン」14勝、「全米オープン」4勝、「ウィンブルドン」2勝、「全豪オープン」2勝を挙げ、グランドスラム通算22勝を誇る。とりわけ「全仏オープン」は史上最多の14勝を挙げる圧倒的な強さで“クレーキング(赤土の王者)”と呼ばれていた。
レブロン・ジェームズ
1984年生まれ、米国出身のNBAプレーヤー。ファイナルMVP4回、NBAチャンピオン4回、NBA最優秀選手賞4回、21年連続NBAオールスター選出、NBAシーズン通算得点数歴代1位、など数々の記録を保持。オリンピックでは2008年、12年、24年にアメリカ代表として金メダルを獲得した。
【解説】吉田 洋一郎(よしだ・ひろいちろう)
1978年生まれ、北海道出身。世界のゴルフスイング理論に精通するゴルフスイングコンサルタント。デビッド・レッドベターから世界一流のレッスンメソッドを直接学ぶ。毎年数回、米国、欧州へ渡り、ゴルフに関する心技体の最新理論の情報収集と研究活動を行っている。欧米の一流インストラクター約100名に直接学び、世界中のスイング理論を研究している。海外ティーチングの講習会、セミナーなどで得た資格は20以上にのぼる。
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