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プロデビュー戦で衝撃のV! 元アマ世界1位から学ぶ“右足の使い方” アウトサイド・インでもスライスが出ない秘密
多くのツアープロのコーチとして活躍している石井忍氏が“ここはスゴイ”と思った選手やプレーを独自の視点で分析します。今回注目したのは「ISPS HANDA スコットランド女子オープン」で優勝したロティ・ウォードです。
史上3人目の米女子ツアーデビュー戦勝利
いま世界のゴルフシーンを賑わせているのが、イングランド出身の21歳、ロティ・ウォード選手です。今年の7月15日にプロ転向すると、直後に迎えた「ISPS HANDA スコットランド女子オープン」でいきなり優勝。史上3人目の米女子ツアーデビュー戦勝利という偉業を遂げました。
彼女は「LPGAエリート・アマチュア・パスウェイ(LEAP)」という制度で、ツアーメンバーの資格を得た1人目の選手。「LEAP」とはアマチュアゴルファーを支援するために設けられたもので、設定された基準をクリアするとツアーへの優先出場リストの資格を得ることができます。

ただ、その基準は相当高く「世界アマチュアゴルフランキング1位=3ポイント」「LPGAメジャー大会でトップ25=2ポイント」「LPGA非メジャーでトップ10=2ポイント」などが設定され、合計20ポイント以上を獲得しなければなりません。
しかし、ウォード選手は2024年の「オーガスタナショナル女子アマ」で優勝したほか、世界アマチュアランキングで1位にもなり、今年7月の欧州女子ツアー「KPGM女子アイルランドオープン」では2位に6打差をつけて優勝。さらに翌週のメジャー「アムンディ・エビアン選手権」を3位でフィニッシュする活躍を見せました。
コツコツとポイントを積み上げて、晴れて「LEAP」第1号としてプロに転向したわけです。
この制度ができたおかげで、実績のあるアマチュアゴルファーはQシリーズ(予選会)を回避してツアーに参戦することができます。この制度はDPワールド(欧州)ツアーやPGAツアーでも「グローバル・アマチュア・パスウェイ」として導入されていますが、国内ツアーでは男女ともまだありません。
今後、日本でも導入されればツアーがさらに活性化するかもしれませんね。
右足をベタ足気味に使いながら骨盤を回す
さて、大きな話題を呼んでいるウォード選手は、どんなスイングをしているのでしょうか。
特徴的なのはトップから切り返し、ダウンスイングの動きです。切り返しでハンドルを左に切るような動きを入れ、ややアウトサイドからクラブを下ろしてインパクトを迎えます。この動きの再現性が非常に高く、安定した軌道でボールを捉えています。
「アウトサイドからクラブを下ろす」というと、「カット軌道で振っていいの!?」と特にスライスに悩んでいる人は疑問に思うでしょう。アウトサイド・インがキツければスライスの原因になり得ますが、ほどよい軌道であれば問題はありません。
アウトサイド・イン軌道でスライスしている人は、ウォード選手の右足の使い方を参考にするといいでしょう。彼女は右足をベタ足気味に使いながら骨盤を回してクラブを振り下ろします。この使い方をするとダウンスイングで体の右サイドが前に出ず、クラブがアウトサイドにいき過ぎにくくなります。
ベタ足のダウンスイングを身に付けるには、右足カカトで枯葉や小さい枝などを踏んだ状態で練習するといいでしょう。スライスが緩和されていくはずです。
ロティ・ウォード
2004年生まれ、イングランド出身。元世界アマチュアランキング1位。24年の「オーガスタナショナル女子アマ」を制し、25年シーズンはアマチュアとして出場した欧州女子ツアー「LPMG女子アイルランドオープン」を6打差で圧勝。翌週のメジャー「アムンディ・エビアン選手権」で3位に入った後、7月15日にプロ転向。迎えた「ISPS HANDA スコットランド女子オープン」で史上3人目となるプロデビュー戦勝利を挙げた。
【解説】石井 忍(いしい・しのぶ)
1974年生まれ、千葉県出身。日本大学ゴルフ部を経て1998年プロ転向。その後、コーチとして手腕を発揮し、多くの男女ツアープロを指導。「エースゴルフクラブ」を主宰し、アマチュアにもレッスンを行う。
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