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- 「トップをつくってから切り返す」では遅すぎ! 左サイドへの“踏み込み”はどのタイミングが正解?
PGAツアーの解説も務めるゴルフスイングコンサルタント・吉田洋一郎氏が、ツアーの第一線で活躍する選手のプレーを独自の視点で分析。今回は「ウィンダム選手権」を制したキャメロン・ヤング選手のスイングに注目しました。
キャメロン・ヤングの独特スイングはマネしないが吉
「ウィンダム選手権」でPGAツアー通算1000人目の初優勝者が誕生しました。
節目の勝利を挙げたのは、米・ニューヨーク州出身のキャメロン・ヤング選手です。未勝利だったヤング選手は、これまで7度の2位を経験。“シルバーコレクター”とも言われていましたが、念願の勝利をようやく手にすることができました。

彼の持ち味はなんといっても飛距離。ドライビングディスタンスのスタッツは、2021-22年シーズンが319.3ヤードで3位、2022-23年シーズンは315.7ヤードで7位に入っています。今シーズンは現在23位ですが、それでも312.9ヤードをマーク。ツアーを代表する飛ばし屋であることに間違いありません。
その一方、これまではパッティングのランキングが芳しくなく、2022-23年シーズンは158位、昨シーズンは145位と低迷していました。しかし、今シーズンは現在7位とランクが急上昇。飛距離にプラスしてパッティング技術が向上したことが、初勝利の原動力になったようです。
さて、そんなヤング選手のスイング動画がPGAツアーの公式Xで公開されています。特徴的なのはトップで“一時停止”すること。いわゆるポージングと呼ばれる動作を入れる独特のリズムでスイングしています。
ツアープロのスイングは一般ゴルファーの皆さんの参考になる部分が多いですが、ヤング選手のポージングをマネしてはいけません。トップで停止した後に再び動き出すと、上半身から動きやすくなってしまうことがその理由です。
切り返し以降は、下半身、上半身、腕、クラブの順に動くのが理想。しかし、ポージングを入れると運動連鎖の順番が狂って下半身リードのスイングがしにくくなります。また、動きを一旦止めるとスイングリズムが崩れて、スムーズに振れなくなる点もデメリットといえるでしょう。
バックスイングで左腕が地面と平行になるタイミングが切り返しの目安
ただ、ヤング選手の場合はトップで静止した後、左足でしっかり踏み込んでから腰をターンさせています。ポージングを入れながらも理想的な運動連鎖でスイングできるのは、トップアスリートだからこそなせるワザ。このテンポを参考にするのはオススメできません。
では、一体どのタイミングで切り返せばいいのでしょうか。
一つの目安にしてほしいのは、バックスイングで左腕が地面と平行になるタイミング。このポジションに入った時には、すでに左サイドへの踏み込みをスタートさせていないと下半身リードで切り返すのが難しくなります。
「そんなに早いタイミングで切り返しを始めたらトップが小さくなりそう」と思うかもしれませんが、バックスイングの勢いがあれば問題ありません。クラブが上がっている途中に踏み込みを始めれば、クラブは惰性で上がって適正なトップをつくることができます。
「トップをつくってから切り返す」というイメージを持っている人は、左腕が地面と平行になったタイミングで左に踏み込んでみてください。スライスの改善、再現性が増す、飛距離が伸びるなど、スイングがどんどんと磨かれていくはずです。
キャメロン・ヤング
1997年生まれ、米・ニューヨーク州出身。2021年シーズンに下部のコーン・フェリーツアーで2戦連続優勝を挙げるなどの活躍をして、22年シーズンからPGAツアーに昇格。同年は「全米プロ」で3位、「全米オープン」で2位などメジャーでも好成績を残した。その後も幾度となく優勝争いを演じ、25年の「ウィンダム選手権」で悲願の初勝利。同ツアー1000人目の初優勝者となった。
【解説】吉田 洋一郎(よしだ・ひろいちろう)
1978年生まれ、北海道出身。世界のゴルフスイング理論に精通するゴルフスイングコンサルタント。デビッド・レッドベターから世界一流のレッスンメソッドを直接学ぶ。毎年数回、米国、欧州へ渡り、ゴルフに関する心技体の最新理論の情報収集と研究活動を行っている。欧米の一流インストラクター約100名に直接学び、世界中のスイング理論を研究している。海外ティーチングの講習会、セミナーなどで得た資格は20以上にのぼる。
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