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- ショートアイアンでピンを射抜く! T・フリートウッドの悲願達成を支えた“ライン出しショット”をマスターせよ
PGAツアーの解説も務めるゴルフスイングコンサルタント・吉田洋一郎氏が、ツアーの第一線で活躍する選手のプレーを独自の視点で分析。今回はプレーオフ最終戦「ツアー選手権」を制したトミー・フリートウッド選手の“ライン出しショット”に注目しました。
イングランド出身で風が強い地域で育ったトミー・フリートウッド
PGAツアーのプレーオフ最終戦「ツアー選手権」は、トミー・フリートウッド選手の優勝で幕を閉じました。2017年に欧州ツアーで年間王者に輝くなど、同ツアー通算7勝を誇るフリートウッド選手ですが、PGAツアーでは163試合に出場して未勝利。
今シーズンも最終戦までにトップ5フィニッシュが6試合ありましたが、勝利をつかみ取ることができていませんでした。

そんな中、プレーオフ1戦目で3位、2戦目を4位と好調を維持して迎えた最終戦で悲願の初優勝。同時に年間王者の座も獲得しました。
フリートウッド選手の最大の武器はアイアンショット。特に150ヤード以内のショートアイアンの精度が高く、ビタっとピンそばにつけるシーンはシーズンを通して何度も見ることができました。
そんなフリートウッド選手のショートアイアンのショットが、PGAツアーの公式Xで公開されています。
一つは12番ホールの残り119ヤード、もう一つは13番ホールの残り139ヤード。どちらも6フィート(約1.8メートル)につけてバーディーを奪いました。
この2つのショットに共通するのは“ライン出しショット”でピンを捉えていることです。ライン出しショットとは、方向性を重視した低弾道のショットのこと。イングランド出身で風が強い地域で育ったフリートウッド選手は、このショットを得意としているのです。
ライン出しショットのメリット「強風時でも低弾道でグリーンを狙える」
このショットを打つコツは、体の左サイドと左腕を一体化させること。ヘッドを走らせず、体の回転でボールを押し込むようにインパクトするのがポイントです。
左サイドを一体化させてボールを押し込む感覚を覚えるには、壁にヘッドを当ててインパクトの形をつくってみるといいでしょう。この状態でヘッドに力を加えると、腰がしっかり回って腹筋に力が入り、左ワキが締まるはずです。左サイドに力を溜めて押す感覚が、次第につかめてくるでしょう。
インパクトの力感や形が分かったら、小さい振り幅でボールを打ってみてください。最初はステップ打ちで、スイングのリズムや下半身リードで振るイメージを養うのがオススメです。
バックスイングでクラブを上げている間に左足を目標方向に出し、下半身リードで切り返しましょう。そして、腕を振らずに体の回転でボールを捉えることが大切。フォローを出そうとせず、“打って終わり”のイメージでOKです。
右足寄りにボールを置くと低い球を打ちやすくなりますが、なるべくボール位置に頼らずに球の高さを抑える訓練をしておくといいでしょう。
ライン出しショットは特に球が上がりやすいショートアイアンで有効。風が強い時でも、低い弾道でグリーンを狙いやすくなるからです。レベルの高いショットですが、マスターすればワンランク上のゴルフができるようになりますよ。
トミー・フリートウッド
1991年生まれ、イングランド出身。世界アマチュアランク1位に上り詰めた後、2010年にプロ転向。翌年の欧州下部ツアーで史上最年少賞金王に輝く。欧州ツアーでは13年に初勝利を挙げ、17年に年間王者を獲得。24年の「パリ五輪」では銀メダルを獲得した。25年のPGAツアー最終戦「ツアー選手権」で同ツアー164試合目で悲願の初勝利を飾り、年間王者にも輝いた。PGAツアー通算1勝、欧州ツアー通算7勝。
【解説】吉田 洋一郎(よしだ・ひろいちろう)
1978年生まれ、北海道出身。世界のゴルフスイング理論に精通するゴルフスイングコンサルタント。デビッド・レッドベターから世界一流のレッスンメソッドを直接学ぶ。毎年数回、米国、欧州へ渡り、ゴルフに関する心技体の最新理論の情報収集と研究活動を行っている。欧米の一流インストラクター約100名に直接学び、世界中のスイング理論を研究している。海外ティーチングの講習会、セミナーなどで得た資格は20以上にのぼる。
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