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- 大洗を知り尽くす金澤志奈のマネジメントが光った! 勝負を分けた“松林越え”の一打 ――白熱の優勝争いを振り返る
地元茨城出身の金澤志奈(かあざわ・しな)が、桑木志帆(くわき・しほ)とのプレーオフを制し悲願の初優勝。メジャーの舞台で松林越えや精密ショットが光った我慢と攻めのゴルフで栄冠をつかんだ。
ジュニア時代から数えきれないくらい回ってきた大洗GC
◆国内女子プロゴルフ メジャー第2戦
ソニー 日本女子プロゴルフ選手権大会 9月11~14日 大洗ゴルフ倶楽部(茨城県) 6840ヤード・パー72
佐藤心結と桑木志帆が通算10アンダー首位で並びスタートした最終日。地元茨城県出身の金澤志奈は、1打差の通算9アンダー3位からスタートした。佐藤が序盤から崩れたため、優勝争いは事実上、桑木との一騎打ちとなった。

金澤は序盤の2番パー5で76ヤードの2打目を56度のウェッジで、ピン2メートルにつけてバーディーを奪い、通算10アンダーで並んだ。
ショットが乱れ、5番、6番とボギーを喫した桑木に対し、我慢のゴルフを続けパーを並べ続けた金澤が6番で単独首位に立った。
しかし、9番パー4ではティーショットをラフに入れ、2打目をレイアップ。さらに3打目は目の前に壁のような松林が立ちはだかるというピンチに直面した。
大ギャラリーと“お茶の間”が固唾をのんで見守った138ヤードの3打目。8番アイアンで放ったボールは見事に松林を越え、グリーン左サイドに着弾。ボールはそのままピンに寄っていき、1メートルにつけるスーパーショットとなった。
大洗を知り尽くす金澤のマネジメントが光った場面だった。
ここをパーで切り抜けると、続く10番パー5でも3打目を50センチにつけてバーディー。ここで桑木との差はこの日最大の3打に広がった。
しかし、後半に入り桑木も息を吹き返す。11番でバーディーを奪われ2打差に詰められると、金澤は15番パー5でティーショットを左の林に入れ再びピンチに。木が邪魔でまともにスイングできず、目の前のラフに出すのが精いっぱい。3打目でようやくフェアウェイに戻し、残り161ヤードの4打目を6メートルに乗せて2パットでボギー。このホールでバーディーを決めた桑木と再び並ぶこととなった。
そのまま18番まで並走し、決着はプレーオフに持ち越された。1ホール目、金澤は2打目をカラーまで運んだ。対する桑木はティーショットを左に曲げ、2打目をレイアップし、3打目で1.5メートルにつけた。金澤は15メートルのアプローチを1メートルに寄せてマーク。パーパットを外した桑木に対し、金澤が冷静にパーパットを沈め、地元開催のメジャーで悲願の初優勝を成し遂げ、今週一番の大歓声を浴びた。
「複数回優勝を目指して頑張りたいです」師匠の申ジエに感謝も

金澤は「去年まで優勝できるか不安でしたが、今年は自信がつきました。地元でメジャー優勝できたことがとてもうれしいです」と喜びをかみしめた。また、指導を受けてきた申ジエ(韓国)についても触れ、「体の強化、筋力作り、アプローチや、バンカーショット、たくさんのことを教わりました。優勝が一番の恩返しです」と感謝を示した。
今回の勝因について金澤は、「体力強化により最終日まで安定したプレーができたこと」と分析。さらに技術面では、「バーディーチャンスを増やし、ショット精度も向上しました」と自己分析した。攻めのスタイルは貫き通し、小技で勝負するアプローチも光った。
「自分で優勝をつかみにいく」と断言していた金澤は、我慢と攻めの両面で自らの成長を示した。安定したショット、精密なアプローチ、そしてメンタル。全てが噛み合った4日間だった。
「複数回優勝を目指して頑張りたいです」と語る金澤の笑顔には、確かな自信が感じられた。もう“シルバーコレクター”とは呼ばせない。茨城のファンが見守る中での栄冠は、子どものころから地元で腕を磨いてきた金澤にとって、かけがえのない瞬間になったことだろう。
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