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リブゴルフ創設で結局“得”をしたのはマキロイ&シェフラーや松山英樹!? “居残り組”がつかんだ“LIV騒動バブル”の果実
リブゴルフ創設の陣頭指揮を執り、以来CEOを務めてきたグレッグ・ノーマンが同ツアーを去ったことを正式に発表した。果たしてリブゴルフがスタートしてからの3年間で最も得をしたのは誰なのだろうか。
2人が最も稼ぎ、ランキング1位2位に君臨し、言いたい放題
2021年にリブゴルフを創設し、初代CEOに就任したグレッグ・ノーマンは、翌22年から新ツアーを始動させ、世界のゴルフ界に騒動を巻き起こしてきたが、4年間の契約が満了したこの9月上旬、リブゴルフから正式に去ったことを自らSNSで発表した。

リブゴルフでは今年1月に、敏腕ビジネスマンのスコット・オニール氏がすでに新CEOに就任しており、ノーマンがリブゴルフで過ごした最後の数カ月間は、ノーマンが表舞台に立つことは、ほぼ皆無だった。
一方で、リブゴルフ創設の影響を受けて揺れ続けてきたPGAツアーでは、ジェイ・モナハン会長がいまなお在籍してはいるものの、今年6月からはNFL界のメディアビジネスを仕切ってきたブライアン・ローラップ氏が新設されたCEO職に就任。ツアー運営の主導権は、すでにモナハン会長からローラップCEOへと移されている。
そうやってゴルフ界は時々刻々と動いているが、リブゴルフ創設から4年超が経過し、創設者ノーマンがリブゴルフから去った今、一連の騒動の中で、誰が一番得をしたのかを、あらためて考えてみた。
21年にリブゴルフが創設され、翌年6月に初戦が開催されたあの頃、フィル・ミケルソンやダスティン・ジョンソン、ブライソン・デシャンボー、ブルックス・ケプカ、セルヒオ・ガルシア、キャメロン・スミスといったメジャー覇者たちが次々とリブゴルフへ移籍していった。巨額の契約金と破格の賞金を得た彼らの懐は、みるみる膨らんでいった。
その傍らで、ビッグスターをごっそり奪われたPGAツアーは「存続の危機」とさえ囁かれた。しかし、その中でも頑なにPGAツアーに居残ったビッグネームは、ローリー・マキロイや松山英樹、スコッティ・シェフラーといった選手たちだった。彼らは、当初はビッグマネーを得る好機を逃して大損をしたのではないかとも見られていた。
しかし、リブゴルフに対して敵対心や対抗心を燃やしたPGAツアーのモナハン会長が、リブゴルフとのマネーゲームに乗り出し、賞金を大幅アップさせ、ボーナス制度を新設し、シグネチャーイベント8試合を創設した結果、PGAツアーに残った選手たちの懐は、結果的に大幅に潤い始めた。その恩恵を最も受けたのは、シェフラーとマキロイだった。
シェフラーは、リブゴルフが稼働し始めた22年からPGAツアーで活躍し始め、いきなり3勝を挙げた上にマスターズを初制覇して世界デビューを果たした。23年は年間2勝、24年はマスターズ2勝目を含めて年間7勝を挙げ、年間王者にも輝いた。
今年は全米プロと全英オープンを制覇し、さらには先週のフォールシリーズ第1戦「プロコア選手権」でも勝利して、年間6勝。世界ランキング1位の王座をしっかり固めている。
対岸で賑わうリブゴルフと並走するような形で、PGAツアーで通算19勝を挙げたシェフラーは、4年連続で賞金王となり、生涯獲得賞金総額は9945万ドルで史上3位だ。
マキロイは、リブゴルフが創設される以前にPGAツアーで通算19勝を挙げていたが、リブゴルフが創設されてからは毎年2勝から3勝を挙げ、25年は悲願のマスターズ初制覇とキャリアグランドスラムを達成して年間3勝を挙げ、生涯獲得賞金総額は、シェフラーより多い1億788万ドルで史上2位。世界ランキングでは、シェフラーに次ぐ2位を維持している。
もしもリブゴルフが創設されておらず、かつてのビッグネームたちが以前と同じようにPGAツアーで戦っていたら、シェフラーやマキロイのこの4年間の成績は、少なくとも「何かしら」は、実際とは異なっていたのではないだろうか。
さらに言えば、シェフラーは「一番大事なのはゴルフではなく家族だ」と宣言し、「僕は次世代の若者たちを刺激したり手本になったりするために、ここにいるわけではない」と言い切って、米メディアからは批判的トーンで報じられた。だが、シェフラー自身はまったく「われ関せず」の様子である。
マキロイも「これから達成することは、すべてボーナスだ」と語り、「これからは出たい試合に出る。行きたい場所に行き、ワクワクする大会に出る」と宣言したばかりだ。
現在のPGAツアーで最も稼ぎ、どのランキングでも1位2位に位置し、そして言いたい放題、好き放題の「気まま生活」ができているシェフラーとマキロイは、今まさに世界で最も恵まれた理想郷に身を置いていると言えそうである。
ケプカは325位、ジョンソンは612位、ミケルソンは1012位
逆に、リブゴルフへ移籍したスター選手たちの「今」はどうなっているのか。
リブゴルフでは、世界ランキングのポイントを稼ぐことができないため、彼らの立ち位置は低下の一途をたどっている。
リブゴルフ移籍後にタイムリーに全米オープンを制したデシャンボーは、今なお世界ランキング20位前後を維持しており、移籍時期が遅かったジョン・ラームは73位で、なんとか100位以内に踏みとどまっている。
だが、もはやケプカは325位、ジョンソンは612位、ミケルソンは1012位まで低下。彼らは「世界ランキングはアンフェア」「関係ない」などと言っている。
しかし、世界ランキングが低下したことで、メジャー大会の出場機会が激減しているリブゴルフ選手が、そんな言葉を口にすると、それは負け惜しみにしか聞こえない。
メジャー大会に出られず、ポイントを稼ぐことができず、その結果、世界ランキングはさらに下がる一方のリブゴルフ選手は、今は「負の連鎖」から抜け出せない状況にある。
もちろん、リブゴルフの試合で好成績を出して賞金を稼ぎ、リブゴルフにいられれば満足という選手は、それはそれで幸せのはずである。しかし、その幸せも永久に続くわけではなく、シード落ちやチームキャプテンからの戦力外通告もある。
そして、リブゴルフにいられなくなったら、次に行ける場所は現状ではないと言っていい。その意味では、リブゴルフ選手は過酷なサバイバル合戦を強いられているわけで、もしかしたらストレスやプレッシャーは、PGAツアー以上かもしれないと思う。
それでもリブゴルフへ移籍した選手たちは、得をしたと言えるのかどうか。そこは、個人個人の価値観次第だ。
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