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- 緊張を解き放ってくれた片山晋呉からのメール内容は? 日大ゴルフ部出身の29歳・勝俣陵が逃げ切りで悲願のツアー初勝利
国内男子ツアー「パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ」最終日、首位スタートの勝俣陵(かつまた・りょう)が69で回り、通算20アンダーでツアー初優勝を飾った。1打差の2位タイには小木曽喬(おぎそ・たかし)と堀川未来夢(ほりかわ・みくむ)が入った。
「緊張する場面でもしっかりできるように練習してきた」
◆国内男子プロゴルフ
パナソニックオープン 9月25~28日 泉ヶ丘カントリークラブ (大阪府) 6993ヤード・パー71
最終日を3打差の単独首位でスタートするとはいえ、勝俣陵に余裕はなかった。
「追いかけられる方にとって、3打差は少ないですし、ほぼ差はないと思っているので、並んでいるという気持ちでスタートしたいです」
首位スタートはもちろん、初めての最終日最終組でのラウンドだけに、どれぐらいのプレッシャーがかかるか分からない。とにかく自分のプレーに集中することだけを考えた。

スタート前からいろんな人に「頑張れ」と声を掛けられることで、いやがうえにも緊張は高まる。しかし、この日の朝、片山晋呉からのLINEを見て緊張感は消えていった。「だれでも緊張はするし、ミスもする。緊張する場面でもしっかりできるように練習してきたんだから、自分の力を出し切ってこい」
片山とは数年前からシーズンオフに一緒に合宿を行い、いろんな技術を教えてもらっているが、力強いことばが勝俣を奮い立たせた。
リラックスして臨んだ1番パー5なりバーディーを奪うと、2番パー4でもバーディー奪取に成功。前半でスコアを2打伸ばしてバックナインに突入する。1打リードで迎えた14番パー4(331ヤード)で劇的なショットが生まれた。
ピンまで残り40ヤードの第2打だ。60度のウェッジで放たれたボールは、緩やかにグリーン上に落下した後、スルスルとカップへ向かって転がり、そのまま消えていった。まるでグリーン周りからピッチエンドランで寄せたかのようなショットインイーグルで一気に3打リードとなる。
しかし、そう簡単に勝利の女神は微笑んではくれない。「3打差ついたことは知っていましたし、ちょっと安心したのかもしれません」。続く15番、16番で連続3パットのボギーを叩き、再び1打差まで詰め寄られた。17番をパーとし、迎えた最終18番パー5。「絶対にパーをとらなければいけない」というプレッシャーの中、3オンに成功。2パットで収め、念願だったツアー初優勝を手にした。
ホールアウト後、プロ仲間から祝福を受け、思わず涙がこぼれたが、「まずは片山さんに優勝したことを伝えたいです」と、先輩への感謝も忘れなかった。
基礎練習から見直したことが成功
今年の12月で30歳を迎える勝俣だが、ゴルフを始めたのは14歳と比較的遅い。中2までは野球に打ち込んでいたものの、両ヒザの故障もあってゴルフに転向したという。以来、土、日に1500球を打ち、平日も朝練と放課後の練習を続け、埼玉栄高校に進学。高1では70台をマークできなかったが、高3では関東高校選手権で団体、個人の2冠を達成するほどまでに成長した。その後、日大へ進み、3年時にはプロも出場する埼玉オープンで優勝を飾った。
17年にプロ転向した後は早めの活躍も期待されたが、なかなか結果を出せず、22年に初シードを獲得。以来、シード権を守り続けているものの、同学年や後輩が先に優勝するのを目の当たりにして焦りも少なからずあった。「勝てない自分が情けないという気持ちがすごく強かったので、勝つまでは長く感じました」と振り返る。
今季も15試合を消化した時点では最高位が13位タイで、2週前の「Shinhan Donghae Open」で7位と今季初のトップテン入りを果たす。調子が上向きなったと思われたが、前週のANAオープンでは56位タイに終わった。
「スイングがバラバラだったので、今週は基礎練習からアライメントをチェックしました」
その結果、ショットの調子が戻り、好スコアにもつながった。
「優勝してすごくうれしいという気持ちはありますが、それも今日までで、明日からしっかり練習します」
今回の優勝で最終戦・ゴルフ日本シリーズJTカップの出場も決定。その前に日本オープンやビッグトーナメントも控えているだけに、うれしい気持ちを抑えつつ、気を引き締めて2勝目を目指す。
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