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- 日本で見せた“世界基準”のスイング 松山英樹の力強い安定したトップはどのようにつくられている?
PGAツアーの解説も務めるゴルフスイングコンサルタント・吉田洋一郎氏が、ツアーの第一線で活躍する選手のプレーを独自の視点で分析。今回は日本で開催されたPGAツアー「ベイカレントクラシック」に出場した松山英樹(まつやま・ひでき)選手のスイングに注目しました。
日本開催のPGAツアー「ベイカレントクラシック」に出場した松山英樹
今年のPGAツアーは8月末の「ツアー選手権」を制したトミー・フリートウッド選手が初の年間王者に輝きましたが、ツアーはまだ終わっていません。9月から行われているのが“フェデックスカップフォール”というシリーズです。
主な目的はポイントランキング下位の選手が来シーズンの出場資格順位を上げること。日本勢では今季PGAツアーで戦っている金谷拓実選手らが出場しています。
11月中旬まで全7試合が組まれており、その第3戦目「ベイカレントクラシック Presented by LEXUS」が横浜カントリークラブで開催されました。
松山英樹選手は今シーズンのポイントランキング29位と上位ですが、この大会に出場。PGAツアーで戦う彼のプレーを日本で見ることができました。

松山選手といえば、キレ味鋭いアイアンショットを武器にしている印象を持っている人は多いはず。ビタビタとベタピンにつけるイメージが確かにありますよね。ツアー屈指のアイアンショットの精度を持っている松山選手ですが、秘密はそれだけではありません。アプローチのテクニック、引き出し、集中力もピカイチです。
アラウンド・ザ・グリーンのスタッツをみると、今季5位につけており昨季の同スタッツは1位を獲得しています。このアプローチ技術があるからこそ、シビアな状況でもセカンドショットで狙っていけるのではないでしょうか。
松山英樹のスイングの特徴は捻転差のあるトップ
さて、松山選手のスイングは力強くバックスイングをして捻転差のあるトップをつくるのが印象的。トップでは背中がターゲットを向くくらいしっかり体をひねっています。彼のようなバックスイングに憧れる人は多いと思いますが、上半身をしっかり回そうとすると体が起きたり、スエーしてしまうケースがあります。
バックスイング中に前傾姿勢が崩れてしまうのは、上半身だけをねじろうとしているから。上半身と下半身の捻転差をつくるには、実は下半身も動かす必要があります。
具体的な下半身の動かし方は、右股関節を切れ上げること。右手で右ポケットをつまんで左手でシャドースイングをしてみてください。
そして、バックスイングをするタイミングで右ポケットを上に引っ張り上げましょう。すると右股関節がスムーズに切れ上がっていくはず。前傾をキープしたまま、捻転の効いたトップをつくれるようになります。
バックスイングで体が起き上がってしまう人や、捻転差のあるトップがつくれない人はぜひ試してみてください。
松山 英樹(まつやま・ひでき)
1992年2月25日生まれ、愛媛県出身。2013年にプロ転向し、同年は4勝を挙げてツアー初のルーキー賞金王に。14年から米ツアーを主戦場に戦い、21年の「マスターズ」で日本人男子初の4大メジャー制覇を達成。同年は日本開催の「ZOZOチャンピオンシップ」を制した。24年「パリ五輪」では日本男子ゴルフ初となる銅メダルを獲得。同年8月の「フェデックス・セントジュード選手権」を制してPGAツアー10勝目。25年シーズン開幕戦「ザ・セントリー」で優勝を飾り、同ツアー11勝目を手にした。日本ツアー8勝。レクサス所属。
【解説】吉田 洋一郎(よしだ・ひろいちろう)
1978年生まれ、北海道出身。デビッド・レッドベターら世界中のコーチの教えを直接学んだゴルフスイングコンサルタント。現在は主にPGAツアーの解説者なども務め、ゴルフ最前線の情報収集を行っている。
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