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- 米女子ツアーで日本勢が最強国に!? トップ5を独占した「TOTOジャパンクラシック」終了後に大きく変化した国別勢力図とは?
畑岡奈紗(はたおか・なさ)が3年ぶりの復活優勝を遂げた日本開催の米女子ツアー「TOTOジャパンクラシック」はトップ5を日本勢が独占するなど大活躍だった。
1987年にはトップ3を独占したこともあった
畑岡奈紗が3年ぶりの復活優勝を遂げた日本開催の米女子ツアー「TOTOジャパンクラシック」はトップ5を日本勢が独占するなど、前例のないリーダーズボードとなった。その結果、今シーズンの国別優勝数、トップ5数、トップ10数で日本がすべて1位に立つといううれしい事態になっている。
大躍進する今年の日本勢を象徴するような「TOTOジャパンクラシック」の結果だった。優勝畑岡、2位荒木優奈、3位山下美夢有、4位佐久間朱莉、5位鈴木愛。これだけ見れば、一般的な国内ツアーの成績表のようである。だが、この大会は間違いなく米女子ツアーの一戦だ。
1973年に創設された同大会は1976年から正式に米女子ツアーに組み込まれた。日本開催で日本選手の出場数も多いから日本勢が上位に顔を出す頻度は他の大会と比べれば非常に高い。それでも、トップ5を独占したことは一度もなかった。
過去の成績で最も良かったといえるのが1987年大会(当時の大会名はマツダジャパンクラシック。米女子ツアー最終戦だった)の優勝森口祐子、2位岡本綾子、3位日蔭温子というトップ3独占。岡本が米女子ツアーのプレーヤー・オブ・ザ・イヤーと賞金女王を決めた日本ゴルフ史に刻まれている大会である。
今回はこの伝説の1987年大会を凌駕(りょうが)する結果となった。もちろん、すべての米女子ツアー大会を通じてもトップ5がすべて日の丸になったのは初めてのことだ。

トップ10まで枠を広げると、さらに多くの日本選手が名を連ねる。今回は10位タイに11人が並ぶという特殊な結果となったため、トップ10の人数が総勢20人にものぼった。うち実に14人が日本選手。これだけの人数が米女子ツアーのトップ10に入ったこともかつてなかった。
これだけ日本勢が上位に入った背景のひとつに米女子ツアートップクラスの参加が少なかったということがある。CMEポイントランキング30位以内(順位は大会前のもの)で出場した海外選手は2位のミンジ・リー(オーストラリア)、10位のイ・ソミ(韓国)、28位のアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)の3人にとどまり、優勝候補の一角だったリーがまさかの52位タイに低迷したことも大きかった。
ただ、それを差し引いても、これだけ海外勢を圧倒できたのは日本勢自体が米女子ツアーのトップクラスといえる存在になっていたからだ。CMEポイントランキング30位以内で出場した日本選手は山下(3位)、竹田麗央(4位)、岩井明愛(11位)、岩井千怜(13位)、勝みなみ(17位)、畑岡(23位)、古江彩佳(24位)と7人もいた。
国内ツアー組もメルセデス・ランキング1位の佐久間をはじめ、「日本女子オープンゴルフ選手権」を制した堀琴音、「ソニー日本女子プロゴルフ選手権」覇者の金澤志奈ら今年結果を残している選手が上位に入った。惜しくもプレーオフで敗れた荒木もルーキーながらメルセデス・ランキング9位につける確かな実力を有していた。米女子ツアーで戦う選手も国内組も、それぞれが順当に力を出した結果が前例のない日本勢上位独占につながったといえる。
国別優勝数で韓国を抜いてトップに
さて、畑岡の優勝で日本勢はシーズン歴代最多の7大会で勝ったことになる。これで国別優勝数では並んでいた韓国を抑えて単独1位(韓国ペアが優勝したダブルスのダウ選手権は1勝とカウント)となった。
それだけではない。大会前まで34回で韓国と並んで2位だったトップ5数は39回に跳ね上がり、36回の米国を抜いて1位に立ったのだ。
トップ10数は米国、韓国に次いで3位だったのだが、「14」を加えて一気に71回となり、これまた米国(68回)、韓国(66回)を一瞬で抜き去って1位となった。
昨年、日本勢は歴代最多となる20回のトップ5、46回のトップ10を記録。国別ではともに米国、韓国に次いで3位の数だった。それが今年は従来の最多数をはるかに上回って記録を更新し続け、ついに国別1位に躍り出たのである。
優勝数は圧倒的に強い選手が1人いれば伸びるものだが、トップ5やトップ10の回数となると、やはり総出場人数がモノをいいがちだ。だが、日本はツアーメンバーが増えたとはいえ米国や韓国に比べればまだ少ない。今年ここまでの総出場人数は米国819人、韓国495人に対して日本は339人でしかない。それでいて米国、韓国より上位の回数が多いのだから、日本勢は本当に高いレベルで粒ぞろいなのだと分かる。世界最高峰のツアーで最強国に君臨しようとしているのが今の日本なのだ。
今シーズンは残り2試合。タイトルや部門1位などがかかる日本選手も多い。歴史的なシーズンを最高の形で締めくくってほしい。
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