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- 「私はこのまま消える選手だと思った」 脇元華が腰痛とパターイップスを乗り越えプロ8年目涙の初V
国内女子ツアー「伊藤園レディス」、プロ8年目の脇元華(わきもと・はな)が悲願のツアー初優勝を飾った。
原英莉花ら多くの選手が祝福
◆国内女子プロゴルフ
伊藤園レディス 11月14~16日 グレートアイランド倶楽部(千葉県) 6769ヤード・パー72
プロ8年目にして、ようやくその瞬間が訪れた。宮崎出身の脇元華が、国内女子ツアーで悲願のツアー初優勝をつかんだ。
この日は1番から4メートルのバーディーパットを沈めて幸先よくスタートすると、5番から3連続バーディー。後半も13番で5メートルの長いパットを決めると16番まで4連続バーディーで会場を沸かせた。
「今日は『7アンダーで回ろう』とキャディーさんと話していて、1ホール1ホール、一つずつ集中して回りました。ギャラリーの方がすごく盛り上がっていて、『あ、1位になってるのかな』と思いながらプレーしていました」

ホールアウト後にはプロテスト同期合格組の原英莉花ら多くの選手が脇元を祝福していた。
「ホールアウト直後は後ろの組が何ホール残っているかもあまり分かっていなかったんですけど、何人か選手が残ってくれて、『おめでとう』といってくれたので、『あ、よかったのかな!』という感じでした」
3年前にはパターイップスも経験
今季は腰痛に悩まされ続けた。ピラティスに通い骨盤の位置を整え、薬や治療にも頼りながら、なんとかクラブを振ってきた。メルセデス・ランキングも今大会時点で58位とシード圏外で、「休むと順位がすぐに下がる。それが嫌だった」と意地でも試合に出続けシード獲得を狙ってきた。
「体がボロボロの状態なのに優勝争いに絡むことができたり、結果こうやって勝てたので、自分が一番びっくりです。まさかだなと思って。飛ばし屋も今はいっぱいいる中で、こうやって勝てたのはすごく自信にもなるし、来年はもっと体の状態を良い状態にして戦いたいので、すごく楽しみです」
プロ生活8年目にしての悲願の優勝。なかでも「一番苦しかった」と振り返ったのは2020〜22年にかけてのパターイップスだった。
「アドレスに入ったら手が動かなくなってしまって、『私このまま消える選手だ』って思って、グリーン上ですごい一人で泣いていた記憶があります」
そこから脱出するために、先輩プロの上田桃子、男子プロの谷原秀人、岩田寛ら“パットの名手”にアドバイスを仰ぎ、自分の考えすぎにも気づいた。今は順手でパターを握り、少しずつ感覚を取り戻してきた。
「今日は『ティーショットをどっちに打ったほうがセカンドを狙いやすいか』『ピンに対してどこに打ったほうがパターしやすいか』を一つひとつキャディーさんと話し合って、丁寧にゴルフができたと思います」
長く続いたトンネルの先で、ついにたどり着いたツアー初優勝。これで地元開催の国内ツアー最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の出場資格を得た。「プロになってから優勝してリコーカップに出場したいと思っていた」
“まさか”を現実に変えた一日が、脇元のキャリアを大きく塗り替えるスタートになる。
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