- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- 松山惜敗の裏で起きていた“史上初”の快挙とは? 米ツアーで日本選手5人全員が躍進
米男子ツアーの「WMフェニックスオープン」は松山英樹が惜しくもプレーオフで敗れたが、日本勢の活躍が目立った大会だった。
同週開催のない大会での5人予選通過は史上初
米男子ツアーの「WMフェニックスオープン」は松山英樹が惜しくもプレーオフで敗れたが、日本勢の活躍が目立った大会となった。中には“史上初”の快挙も。それはどんな記録か。
「WMフェニックスオープン」には松山、久常涼、金谷拓実、平田憲聖、中島啓太と5人の日本人選手が出場した。今季、米ツアー中心で戦うレギュラーメンバー全員が顔をそろえた形である。
今回はこの5人全員が予選を通過した。順位は松山がプレーオフで敗れての2位、久常は10位タイ、平田54位タイ、金谷60位タイ、中島は71位だった。
予選カットがある米ツアー競技で5人以上の日本人選手が出場して全員が4日間戦ったのはこれが2回目である。最初は23年前の2003年、「サザンファームビューロークラシック」という大会だった。

この大会、丸山茂樹が3位、田中秀道が4位タイと上位に食い込み、久保谷健一と貞方章男が59位タイ、横尾要が70位タイだった。この5人はこの年、米ツアーを主戦場にしていた面々だ。
ただ、「サザンファームビューロークラシック」は同週にWGCの「アメリカンエキスプレス選手権」が開催されており、タイガー・ウッズ(米国)らトップクラスの選手はそちらに出場していたという注釈がつく。
対して「WMフェニックスオープン」は歴史も知名度もある大会で、今回も世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)を始め世界ランキング10位以内の選手が4人参戦していた。プレーオフで松山を下したクリス・ゴッタラップ(米国)は開幕戦の「ソニーオープンインハワイ」を制しており、この優勝で世界ランキングは16位から5位にジャンプアップ。実績のある選手、勢いのある選手が多数出場した分厚いフィールドだった。
その中で5人全員が予選通過した意義は大きく、同週開催がない大会では日本人選手史上初めての出来事だったということだ。
2人の日本人選手トップ10入りは通算10回目
久常は2日目終了時に単独首位だったことを考えればスコアを伸ばし切れなかった決勝ラウンドの2日間は悔いが残るだろうが、苦しい中、最終ホールをバーディーで締めてトップ10に返り咲いたことは価値がある。
同一大会で複数の日本人選手がトップ10に入るのは昨年11月の「バターフィールドバミューダ選手権」(金谷拓実3位、星野陸也8位)以来で通算10回目となった。
久常は2位タイに入った前週の「ファーマーズインシュアランスオープン」に続くトップ10入りで、米ツアーでの2戦連続トップ10となると記録上は自身2回目となる。最初は欧州のDPワールドツアーでプレーしていた2023年で、欧米両ツアー共催の「バラクーダ選手権」で10位タイとなり、日本開催の「ZOZO選手権」6位タイに入っている。
ただ、米ツアーだけで考えれば2戦連続だが、この両大会の間は約3カ月あり、この間久常は欧州や日本で計7試合プレーしているから2戦連続と考えるかどうかは微妙なところだ。
それはさておき、米ツアーにおいて2戦以上連続でトップ10に入ったことがある日本人選手はどんな顔ぶれかというと、青木功、尾崎直道、丸山茂樹、田中秀道、丸山大輔、今田竜二、松山英樹というもの。久常を含めて8人である。
これが3戦以上連続トップ10となると、青木と松山だけ。久常は今週の「AT&Tペブルビーチプロアマ」で日本人選手3人目の快挙に挑むことになる。
フェデックスカップポイントは松山が6位で久常が8位。まだシーズンは始まったばかりだが、複数の日本人選手がこれだけ上位にいることはうれしい限りである。女子が多くの日本人選手が米女子ツアーに参戦して競い合いながら成績を伸ばしていったような状況が男子でも少しずつだが形づくられてきた感がある。
今回上位に入った松山、久常以外でも金谷はトップ10に通算6回入っているし、ルーキーの平田、中島もそれぞれ米2部ツアーや欧州での実績がある。今季は複数の日本人選手が上位に食い込む大会が増えていきそうだ。
- 1
- 2
最新の記事
pick up
ranking











