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- 歓喜の優勝会見で明かした“意外な勝因” 河本結が最終日の「68」以上に価値を見いだしたもの
激しい優勝争いの末、プレーオフを制して今季2勝目を挙げた河本結(かわもと・ゆい)。勝負どころでの強さが光った一方で、本人が振り返った勝因は、意外にも“初日の我慢”だった。
「初日の我慢がめちゃめちゃ優勝につながったと思います」
◆国内女子プロゴルフ
リゾートトラスト レディス 5月28~31日 グランディ那須白河ゴルフクラブ(福島県) 6500ヤード・パー72
メジャーチャンピオンの河本結が改めて“強さ”を示した。
首位と2打差の2位タイから出た最終日を、1イーグル、5バーディー、3ボギーの「68」でプレー。通算10アンダーで並んだプロ3年目・吉澤柚月とのプレーオフを制し、ツアー通算6勝目となる今季2勝目を飾った。

首位が目まぐるしく入れ替わる大混戦だった。17番、18番を連続バーディーで締めると、プレーオフでも2ホール続けてバーディーを奪取。終盤に見せた圧巻の勝負強さで激戦に終止符を打った。
プレーオフは、昨年の「富士フイルム・スタジオアリス」で敗れた苦い記憶が残る舞台。それだけに勝ち切れた喜びは大きく、優勝会見では何度も「楽しかった」という言葉が飛び出した。その一言こそが、この日の河本を象徴していたのかもしれない。
一方で河本は、この優勝が最終日のプレーだけでもたらされたものではないと振り返る。
「この4日間の中で言うと、初日の我慢がめちゃめちゃ優勝につながったと思います」
大会を通じて優勝争いを続けられた背景には、苦しい時間帯を耐え抜いた積み重ねがあった。大混戦の最終日に注目が集まる一方で、河本自身が勝因として挙げたのは、強風が吹く難コンディションの中で「71」にまとめた初日のラウンドだった。
その経験は、次週に控える海外メジャーにもつながっている。
今大会のコースはアンジュレーションの強いグリーンと洋芝が特徴で、河本にとっては「全米女子オープン」を見据える上でも格好の実戦の場となった。
「すごくいい準備になりました」と、グリーン上でのボールの動きやショットへの対応など、海外特有のコンディションを想定した経験は大きな収穫だったという。
「自分のやるべきことをやって、こうやって優勝できたので自信にもなったし、『こういうところは気を付けなきゃいけないな』という対策にもなりました」
優勝という結果はもちろん、その過程で得た学びもまた河本にとって大きな財産となった。苦しい初日を耐え、激戦の最終日を勝ち抜いて手にした今季2勝目。その確かな手応えを胸に、27歳は次なる大舞台へと向かう。(福島県西郷村/藤森大輔)
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